パソコン の性能を左右するものの一つにCPU(Central Processing Unit)で、中央処理装置とも言われています。
お目にかかる機会が少ない部品ですが、この裏面は、剣山のようなピンが大量にあります。これがマザーボードに接続され、高温になりやすいためファン(冷却装置)が取付けられます。
現在、Intel、AMDという2大メーカーがあります。シェアとしては、Intelが約75%で大多数のCPUで採用されています。
Intelは、1980年代にIBMのパソコンで採用されたことがきっかけで、今に至っています。半年~数年で世代が更新され、最新のIntelのCPUの世代は、第12世代となっています。
CPUの世代を識別する方法は、ハイフン以降の2桁(第9世代までは1桁)で識別できます。
Core i7- 1260P なら 第12世代
Core i7-1195G7 なら 第11世代
Core i5とCore i7を比較した場合、Core i7だから性能がいいと思われがちですが、世代によって性能が大きく改善されているので、一概にはCore i7だけでの判断はできません。ベンチマークテストなどの比較で、性能を確かめる必要があります。
性能を判断する際にクロック周波数・コア数・スレッド数があります。
従来のCPUは、1つの処理しかできませんでしたが、機能改善が行われ処理性能(1つのCPUの中に複数のCPUがあるような機能)が向上しています。
クロック周波数:1秒間に周期信号を発する回数。
2.6GHzであれば、1秒間に2.6 × 10↑9 の処理ができます。10↑9 は、10の9乗。
コア数:CPUの中で並列処理できる数
2コアであれば2つ
スレッド数:1つのコアで実行できるプログラムの数
マルチスレッドであれば、コア数の2倍。
銀行の窓口で例えると、以下の意味合いになります。
1つ当たりの処理時間を短縮。(クロック周波数)
窓口を増やす。(コア数)
窓口1つ当たりで処理できる数を増やす。(スレッド数)
パソコン を購入するにあたり、これらの情報を認識してみてください。
CPU性能を正確に比較するには、ベンチマークテストという情報が参考になります。
中古で高性能な パソコン も多々あります。