iPhone はマイナンバーカードを読めるのに、PCのカードリーダーにはなれない――その矛盾のようで矛盾じゃない理由

こんにちは、阿久梨絵です!
マイナンバーカードは、
パソコンにICカードリーダーを接続して使うことができます。

そして iPhone でも、
マイナポータルアプリを使えばマイナンバーカードを読み取れます

ここまで聞くと、自然にこう思います。

iPhone はマイナンバーカードを読める。
ならば、PCのカードリーダーとして使えるのでは?

USBでつなげばいけそう。
Bluetoothで連携できそう。
スマホのNFCをパソコンに貸し出す仕組みがあっても良さそう。

しかし結論は、
iPhoneはPCのカードリーダーにはなれません。

これは設定の問題でも、アプリ不足でもなく、
仕組みそのものが“そういう設計になっている”ためです。

ここから、その理由を静かにほどいていきます。

1. iPhoneのNFCは“スマホ自身のためだけ”に設計されている

iPhoneのNFCは、
Apple Pay や マイナポータルアプリなど、
iPhone内部のアプリが使うための機能として設計されています。

つまり、

PCがiPhoneのNFCを操作する
iPhoneを“外付けカードリーダー化”する
USB経由でNFCを共有する

こうした使い方は 技術的にも、Appleの方針的にも不可能

iPhoneは「自分で読む」ことはできても、
「PCの代わりに読む」ことはできないのです。

2. マイナンバーカードのPC利用は“PC側のカードリーダー”が前提

行政手続きでPCを使う場合、
政府が公式に想定しているのは次の2つだけ。

PCに接続するICカードリーダーを使う
スマホ単体で読み取る(iPhone/Android)

“スマホをPCのカードリーダーにする”という方式は、
そもそも提供されていません。

これは iPhone でも Android でも同じ。

3. セキュリティ上の理由も大きい

もしスマホのNFCをPCが自由に使えるようにすると、

不正アプリが読み取る
改ざんされたデータを送る
本人確認の安全性が下がる

といったリスクが生まれます。

そのため Apple も Google も、
NFCの外部利用を厳しく制限しています。

これはユーザーを守るための設計

4. “できそうでできない”のは、矛盾ではなく設計の違い

iPhoneは「スマホとして読む」ためのNFC
PCは「外付けカードリーダーで読む」前提の設計

この2つは、似ているようでまったく別の仕組み

だから、

iPhoneは読めるのに、PCのカードリーダーにはなれない

という一見矛盾した状況が生まれます。

でもこれは矛盾ではなく、
それぞれの機器が“別の役割”で設計されているだけ。

5. ではどう使い分ければいいのか?

PCで手続きしたい
ICカードリーダーを使うのが最も確実

スマホで完結したい
iPhone単体で読み取るのが最も簡単

用途に合わせて選ぶのが、いちばん安心で確実です。

まとめ

iPhone はマイナンバーカードを読み取れる。
PCもカードリーダーを使えば読み取れる。

しかし、
iPhoneをPCのカードリーダーとして使うことはできない。

それは不便さではなく、
セキュリティと設計の都合で“そういう仕組みになっている”だけ。

だからこそ、
スマホで読むか」「PCで読むか」を選ぶだけで、
マイナンバーカードは安心して使えます。
阿久梨絵でした!

上部へスクロール
Verified by MonsterInsights