こんにちは、阿久梨絵です！
「 iPhone から写真を消したのに、iCloudからは消えてない気がする…」
「逆に、iCloudにだけ残しておきたいのに、勝手に消えてしまった」
そんなモヤっとした経験、ありませんか？
今回は、iPhoneとiCloud写真の“削除の仕組み”について、よくある誤解と注意点を交えてご紹介します。
「iCloud写真」は“同期型”。削除＝双方向！
iCloud写真がオンの状態では、iPhoneとiCloudは完全に同期されています。
| 操作 | 結果 |
|---|---|
| iPhoneで写真を削除 | iCloud上の同じ写真も削除される |
| iCloud.comで写真を削除 | iPhone上の同じ写真も削除される |
| iPhoneでアルバム削除 | 中の写真は残るが、構成は反映される |
つまり、「iPhoneだけ消したい」や「iCloudにだけ残したい」は、標準の設定では基本的にできないということです。
「iCloudにだけ残す」はどうやればいい？
方法1：iCloud写真をオフにする
1. 設定 → Apple ID → iCloud → 写真 → 「iCloud写真」をオフ
2. iPhone側から写真を削除すれば、iCloudのデータには影響なし
※ 注意：オフにする際に「iPhoneの写真を保持」か「削除」を選ぶダイアログが表示されます
方法2：iCloud.comに手動アップロード
・PCやMacでiCloud.comを開き、写真をアップロード
・ iPhoneからはその後削除してもOK
→ この場合、iCloudのみに写真を保持可能
削除したあとも“30日間は猶予あり”
iPhoneでもiCloudでも、写真を削除するとすぐに完全削除されるわけではありません。
「最近削除した項目」に30日間保管されるため、間違って消した場合でも復元可能です。
・写真アプリ → アルバム → 最近削除した項目 → 復元 または 完全削除
ただし、ここで「完全に削除」を選ぶと復元できません！
まとめ
| 誤解 | 真実 |
|---|---|
| iPhoneで消せばiCloudは残る？ | × 同期中なら同時に消える |
| iCloudにだけ残せる？ | 〇 工夫すれば可能だが設定が必要 |
| 消したら即消える？ | × 「最近削除した項目」で30日間残る |
iCloud写真のメリットは“どの端末からでも同じ写真が見られる”こと。
でもそれは「削除」も連動する諸刃の剣です。
削除を軸にデータ管理をするなら、まずはiCloudの設定を見直すことから始めてみましょう。
阿久梨絵でした！
