こんにちは、阿久梨絵です!
年に一度の恒例、 算定基礎届 の電子申請。
提出期限は 2025年7月10日、あせる最終日に起きた悲劇…。
今年はe-Govを使って提出しようとしたところ、「指定可能な文字以外が指定されています」という謎エラーに直面。
郵送書類どおりに入力したはずなのに、何度やってもはじかれる…。原因を探ってみると、どうやら “従来の慣習” が足かせになっていたようです。
エラーの内容
・入力した整理記号:`31 66 ンンン`
※会社固有の事業所記号のため、本記事では「ンンン」で表記しています
・郵便物通りの記載でも、e-Govではエラー扱い
・表示されたメッセージ:「指定可能な文字以外が指定されています」
原因を深掘り
1. 事業所記号に半角カタカナを使っていた
→ 郵便物では「ンンン」でも、従来は半角カタカナで入力する慣習がありました。
最近のe-Govでは全角カタカナのみ許可される仕様に変わったようで、ここが落とし穴!
2. 郵送文化によるレイアウトの影響
→ 「31-66-ンンン」という記載でも、e-Govでは「3166ンンン」のように連結して認識される形式が必要な場合も。
3. CSV形式などの厳密すぎる文字チェック
→ 半角/全角、区切り、スペース、改行…どれか1つでもズレるとエラーに。想像以上に繊細です。
解決策とチェックポイント
・事業所記号は必ず全角カタカナで!
本記事では仮名として「ンンン」を使用
・都道府県コードと郡市区符号は厚労省のコード表を参照
神奈川県の場合 → `31`(都道府県) / `66`(郡市区符号)
📄 [都道府県コード一覧(年金機構PDF)]
・IME(入力モード)を「ひらがな入力」に設定
→ 自然に全角カタカナになり、文字種エラー防止に効果あり
最終入力例
項目 | 値 | 補足 |
---|---|---|
①都道府県コード | 31 | e-Govでは厚労省コードとして使用 |
②郡市区符号 | 66 | 毎月の領収書や算定基礎届の郵便物に記載あり |
③事業所記号 | ンンン | 半角ではなく、全角カタカナで! |
※ ①②は神奈川県の事業所の例です。③は会社固有のため仮で表記しています。
まとめ
今年は「全角カタカナ」という盲点で、かなりの時間をロスしました。
来年の自分へ伝えたいメッセージは…「郵便物を疑え!」
そして、意外と電子申請のトラップは“慣習”の中に潜んでいると痛感しました。
この記事が、同じ壁にぶつかった誰かの助けになりますように。
提出期限は 2025年7月10日!お忘れなく。(過ぎてますが…😅)
阿久梨絵でした!