こんにちは、阿久梨絵です!
セキュリティソフト「 ノートン 」を使っていると、ふと気になるのが「ウイルス定義ファイルってどこにあるの?」「PCの容量を圧迫してない?」という疑問。今回は、実際のファイル構成をもとに、定義ファイルの保存場所とその扱い方を深掘りします。
ウイルス定義ファイルとは?
ノートンがウイルスやマルウェアを検出するために使う「脅威の特徴データベース」。これがウイルス定義ファイルです。LiveUpdateによって定期的に更新され、最新の脅威に対応できるようになっています。
保存場所はここだった!
最近のノートンでは、定義ファイルは以下のフォルダーに格納されていることが確認されています。
C:\Program Files\Norton\AvVps
このフォルダーには .dat, .sig, .nmp, .ini, .txt などのファイルが多数存在し、すべてがウイルス検出に関わるコアデータです。
実際に確認されたファイル例
| ファイル名 | 役割(推定) |
|---|---|
| db_cf.dat / db_wh2.dat | 脅威パターンのデータベース |
| db_cmd.sig / db_dyna.sig | シグネチャファイル(検出ルール) |
| db_pe.nmp | 実行ファイル構造のマッピング |
| def.ini | 定義ファイルの構成情報 |
| list_i.txt | 読み込み順やインデックス情報 |
これらはノートンのスキャンエンジンが直接参照するもので、LiveUpdateによって自動的に更新・置き換えされます。
溜まりすぎることはあるの?
通常は古い定義ファイルが新しいものに置き換えられるため、容量が増え続けることはありません。ただし、以下のようなケースでは肥大化する可能性があります。
・更新失敗や一時ファイルの残留
・.backup や .to.delete 付きファイルが削除されず残る
・ノートンの再インストールや不完全なアップデート
チェックポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファイルの更新日時 | すべて同じなら正常更新されている可能性が高い |
| フォルダーサイズ | 数GB以上ある場合は肥大化の兆候 |
.to.delete ファイル | 更新中に残る一時ファイル。多すぎる場合は要注意 |
削除してもいいの?
基本的には手動削除はNGです。
これらのファイルはノートンの動作に直結しているため、誤って削除するとスキャンエンジンが正常に動作しなくなる可能性があります。
安全な対処法
・ノートンの「LiveUpdate」を実行して最新化
・ノートン公式の削除ツール(Norton Remove and Reinstall Tool)を使う
・フォルダーサイズが異常な場合は、再インストールでリセット
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保存場所 | C:\Program Files\Norton\AvVps |
| ファイル形式 | .dat, .sig, .ini, .txt など |
| 更新方法 | LiveUpdateによる自動更新 |
| 溜まる可能性 | 一時ファイル残留や更新失敗時に肥大化 |
| 削除の可否 | 手動削除は非推奨。専用ツールを使うべき |
ノートン の定義ファイルは、普段は意識しない裏側の存在ですが、PCの容量や動作に影響する可能性もある重要な要素です。定期的なチェックと、必要に応じたメンテナンスで、快適なセキュリティ環境を保ちましょう。
阿久梨絵でした!
