こんにちは、阿久梨絵です!
「 ノートン 入れたら、Thunderbirdでメールが受信できなくなった」
そんな声、実は少なくありません。
2025年版ノートン 360では、電子メール保護機能が強化され、SSL/TLS接続のメールに対して高度なスキャンが行われるようになりました。
しかし、Thunderbirdとの相性には注意が必要です。
よくあるトラブル:証明書エラー
ノートンをインストール後、Thunderbirdで以下のような警告が表示されることがあります。
「このサーバーの証明書は信頼できません」
「メールの受信に失敗しました」
これは、ノートンが独自のメール保護証明書を使って通信をスキャンするため、Thunderbird側で「不正な証明書」と認識されることが原因です。
解決方法:証明書の手動インポート
Thunderbirdでノートンのメール保護を使うには、以下の手順が必要です。
1. ノートンの証明書をエクスポート
・ProgramData\Norton\EmailProtection フォルダから証明書ファイルを取得
・隠しフォルダなので、表示設定を変更する必要あり
2. Thunderbirdにインポート
・「設定」 → 「プライバシーとセキュリティ」 → 「証明書」 → 認証局を表示
・「インポート」からノートンの証明書を追加
・信頼設定を「このCAを信頼する」にチェック
3. 再起動して確認
・Thunderbirdを再起動し、警告が消えるか確認
UXと信頼性のバランス
ノートンのメール保護は、セキュリティ強化のために“裏側で効く”設計ですが、Thunderbirdのようなオープンソースクライアントでは手動設定が必要になることが多いです。
このギャップこそ、UX設計の盲点。
「安全だけど使いづらい」では、読者の信頼は得られません。
まとめ
ノートン の電子メール保護は、Thunderbirdでも使えます。
ただし、証明書の手動設定という“見えない壁”を越える必要がある。
弊社では、こうした「セキュリティとUXの交差点」を、今後も丁寧に掘り下げていきます。
阿久梨絵でした!
