こんにちは、阿久梨絵です!
Word で丁寧に整えた書類。
「これで完璧!」と思ってPDFに変換したら──
文字がズレてる。改ページが変わってる。表が切れてる。
…提出直前に、焦るあるあるですよね。
でもそれ、Wordの“見えないクセ”を知れば、ちゃんと防げます。
今回は、PDF化でレイアウトが崩れる原因と、すっきり防ぐ方法を紹介します。
原因①:使用フォントが環境依存している
・Wordで使ったフォントが、PDF変換時に別のフォントに置き換えられることがあります。
・特に「游ゴシック」「MS Pゴシック」などは、環境によって微妙に表示が変わる。
対処法
・よく使われる標準フォント(Arial、Calibri、メイリオなど)に統一
・PDF変換時に「フォントを埋め込む」設定をONにする
原因②:改ページや余白の設定が曖昧
・Wordでは、改ページや段落の余白が画面サイズに依存して表示されることがあります。
→ PDF化すると、ページの区切りがズレることも
対処法
・「ページレイアウト」タブで余白を明示的に設定(標準/狭い/広いなど)
・改ページはCtrl+Enter」で手動挿入すると安定
原因③:画像や表が“紙サイズ”に収まっていない
・Wordではスクロールできるけど、PDFでは紙サイズに収める必要がある。
→ 表や画像がはみ出して、切れてしまうことも
対処法
・表や画像のサイズを「ページ幅」に合わせて調整
・「文字列の折り返し」設定を「行内」にすると安定しやすい
原因④:PDF変換方法によって結果が異なる
・「印刷→PDF」や「名前を付けて保存→PDF」など、変換方法によってレイアウトが変わることも
・特に「印刷→PDF」は、プリンタ設定の影響を受けることがある
おすすめ方法
・「名前を付けて保存」→「PDF」→「オプション」→「フォントを埋め込む」「標準(発行後に編集不可)」を選択
補足:PDFは“提出用の完成形”だからこそ慎重に
Wordは編集用、PDFは提出用。
だからこそ、変換前に“完成形として整える”意識が大切です。
印刷プレビューやPDFプレビューを使って、提出前に必ず確認する習慣をつけましょう。
まとめ
・フォントは標準+埋め込み
・改ページは手動で入れる
・表や画像は紙サイズに合わせる
・PDF変換は「保存→PDF」で安定
提出書類は、見た目が整っているだけで信頼感が生まれます。
そのためのひと手間が、あなたの印象を大きく変えてくれます。
阿久梨絵でした!
