こんにちは、阿久梨絵です!
Google Search Console(以下、GSC)を使っていると、「 first_visit 」という指標に出会うことがあります。
この数字、いったい何を意味しているのでしょうか?
サイト全体の初回訪問?それとも、記事単位の初回アクセス?
この記事では、「first_visit」の意味とその活用法について、わかりやすく解説します。
「first_visit」はどこを指しているのか?
まず結論から言うと
「first_visit」は、該当するページ(URL)単位での初回訪問を示す指標です。
つまり、ユーザーがそのページに初めてアクセスした日付を記録しているものであり、サイト全体の初回訪問ではありません。
具体的には
・GSCの「ページ」レポートで表示される「first_visit」は、そのURLに対して初めて訪問があった日。
・同じユーザーがサイト内の別ページに以前アクセスしていても、そのページが初めてなら「first_visit」として記録される。
なぜ「first_visit」が重要なのか?
1. コンテンツの公開タイミングと一致するか
・「first_visit」がコンテンツ公開日と近ければ、インデックスが早く行われた証拠。
・遅れている場合は、クロールやインデックスの遅延が疑われる。
2. SEO施策の効果測定に使える
・リライトや内部リンク強化後に「first_visit」が増えていれば、検索流入が新たに発生した可能性がある。
・特定のキーワードで新規流入が始まったタイミングを把握できる。
3. コンテンツの「発見され方」を知る
・「first_visit」が集中している日があれば、SNSで拡散された可能性や、Google Discoverに載った可能性も。
よくある誤解と注意点
| 誤解 | 実際の意味 | 補足 |
|---|---|---|
| 「first_visit」はサイト全体の初回訪問 | ページ単位の初回訪問 | URLごとの記録 |
| 「first_visit」はユーザー単位 | ページ単位のイベント | 同じユーザーでも複数ページにfirst_visitが発生する |
| 「first_visit」が少ない=人気がない | 単に新しいページか、まだ発見されていないだけ | クロール促進が必要かも |
まとめ
「 first_visit 」は、ユーザーがあなたのコンテンツを初めて見つけた瞬間の記録です。
それは、検索エンジンとの対話の始まりであり、コンテンツが誰かに届いた証でもあります。
この指標をうまく活用すれば、コンテンツの発見性やSEO施策の効果をより深く理解することができます。
次にGSCを開いたとき、「first_visit」の日付に注目してみてください。
そこには、あなたのコンテンツが誰かの目に触れた「はじまり」が記録されています。
阿久梨絵でした!
