URL の大文字使用がGoogleインデックスを壊す?その原因と対策を解説

こんにちは、阿久梨絵です!
私たちの実体験を踏まえ、Googleインデックスが壊れてしまった原因とその対策についてご紹介します。
弊社では、以前Googleインデックスが壊れてしまう問題が発生しました。その原因を徹底的に調査した結果、「 URL に大文字を使用していたこと」が一因である可能性を見つけました。同じような問題を抱える方々に向けて、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

1. インデックスが壊れる原因:大文字URLの影響

ケースセンシティビティ

一部のウェブサーバー(特にUNIX系)は、大文字と小文字を区別します。そのため、以下のようなURLが異なるページとして扱われる可能性があります。
・https://example.com/Path
・https://example.com/path

この違いが原因で、検索エンジンが同じコンテンツを複数のURLとして認識し、重複コンテンツが発生しました。

重複コンテンツの問題

大文字と小文字が混在したURLが存在していると、検索エンジンはそれらを異なるページとして認識します。その結果

SEOスコアの低下
インデックスの混乱による表示順位の下落
ページが検索結果に正しく表示されない

2. 弊社での問題解決のステップ

調査の過程

Google Search Consoleを活用し、壊れたインデックスの原因を分析しました。その結果、次のポイントを特定しました。
URL内の大文字と小文字の混在
サイトマップが一貫していない

対策

1. URLを小文字で統一

・リソースをhttps://example.com/path形式に統一し、クローラーが混乱しないようにしました。

2. リダイレクト設定

大文字を含む既存のURLを、小文字のURLに301リダイレクトを設定することで、Googleが優先的に小文字URLをインデックスするように調整しました。

3. Canonicalタグの使用

・各ページにCanonicalタグを追加して、検索エンジンに正しいURLを指定しました。

4. サイトマップの修正

サイトマップを更新し、小文字URLのみを記載しました。

3. URL設計時のベストプラクティス

小文字の使用を推奨

URL設計の段階から、以下の点を意識することが重要です。

一貫性: 小文字で統一する。
簡潔性: 読みやすく、ユーザーが覚えやすい形にする。
技術的適合性: ケースセンシティブなサーバー環境を考慮。

リダイレクトの重要性

URLを統一する際には、リダイレクトを適切に設定し、既存の大文字URLを正しい小文字URLに誘導しましょう。これにより、ユーザーと検索エンジンの双方に正しい情報を提供できます。

まとめ

私たちの経験から学んだことは、URL設計の一貫性がGoogleインデックスの健全性にとって非常に重要であるということです。インデックスの壊れを防ぐため、小文字のURLを使用し、適切なリダイレクトとCanonicalタグの設定を行うことで、検索エンジンが正しく認識する環境を整えることができます。
阿久梨絵でした!

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