「待つ」ことを快適に── ローディング スピナーとプログレスバーの使い分け

こんにちは、阿久梨絵です!
ウェブサイトやアプリを使っていると、必ず目にする「ぐるぐる回る ローディング アイコン」や「進捗がわかるパーセンテージ表示」。
どちらも「処理中」であることを示すUI要素ですが、適切に使い分けないと、ユーザーのストレスを増やし、離脱を招くことがあります。

スピナーは「短時間の処理」に適している
プログレスバーは「長時間の処理」に適している
ユーザーの心理に合わせたデザインが重要

では、どのように使い分けるべきなのか?
UXデザインの視点から、最適な選択を考えてみましょう!

スピナー(Spinner):短時間の処理向け

スピナーは「処理中であること」を示すだけで、完了までの時間はわからないのが特徴です。
1秒以上4秒未満の処理に適している
「すぐ終わる」ことを期待する場面で使う(例:ページの一部更新、検索結果の表示)
・進捗が不明でも、短時間ならユーザーは待てる

例えば、検索ボタンを押した後にスピナーが表示されると、「データを取得中だな」と直感的に理解できるため、ユーザーは安心して待つことができます。

プログレスバー(Progress Bar):長時間の処理向け

プログレスバーは「処理の進行状況」を視覚的に示すのが特徴です。
4秒以上かかる処理に適している
「どれくらい待てばいいか」を示すことで、ユーザーの不安を軽減
・ダウンロードやアップロード、インストールなどの長時間処理に最適

例えば、ファイルのアップロード時にスピナーだけが表示されると、「本当に進んでいるのか?」と不安になり、キャンセルしてしまうことがあります。
しかし、プログレスバーなら「あと50%で完了」と視覚的に伝えられるため、ユーザーは安心して待つことができます。

まとめ

スピナーは「短時間の処理」に適している(1秒以上4秒未満)
プログレスバーは「長時間の処理」に適している(4秒以上)
ユーザーの心理を考慮し、適切なフィードバックを提供することが重要

「待つ」ことはユーザーにとってストレスですが、適切なUIデザインを選ぶことで、快適な体験に変えることができます!
次に ローディング 画面を設計するときは、「ユーザーがどのくらい待つのか?」を意識して、スピナーとプログレスバーを使い分けてみましょう!
阿久梨絵でした!

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