こんにちは、阿久梨絵です!
URL はインターネットの世界で欠かせない存在ですが、「なんだか変な文字がついている…」と思ったことはありませんか?`%20` や `&`、`#` など、一見意味不明な記号が並ぶこともあります。実はこれらの文字には制御用の役割があり、ウェブページの正しい動作に不可欠なのです。
本記事では、URLに含まれる特殊文字の正体を紐解き、その仕組みを詳しく解説します。「この文字、いったい何のために?」という疑問をスッキリ解決しましょう!
1. 予約文字とは?
URLには、特定の記号が予約文字として定義されており、特別な意味を持ちます。
予約文字 | 用途 |
---|---|
/ | パスの区切り |
? | クエリパラメータの開始 |
& | クエリパラメータの区切り |
= | キーと値の区切り |
# | フラグメント識別子(ページ内リンク) |
例えば、以下のURLを見てみましょう。
https://example.com/search?q=hello&lang=ja
ここでは、`?` がクエリの開始を示し、`&` がパラメータを区切っています。これにより、検索ワード(hello)と言語設定(ja)を分けて送信できるのです。
2. URLエンコードの仕組み
URLには一部の文字を直接使用できないため、URLエンコードによって変換されます。
文字 | エンコード後 |
---|---|
スペース (` `) | %20 |
`@` | %40 |
`/` | %2F |
`:` | %3A |
`#` | %23 |
例えば、日本語のURL `https://example.com/検索` は、エンコードされると
https://example.com/%E6%A4%9C%E7%B4%A2
このように変換されます。エンコードされることで、文字化けを防ぎ、サーバーが正しく理解できるようになるのです。
3. URL内の制御用特殊文字
一部の文字は、URLの構造を維持するために特別な意味を持ちます。
・`%` → URLエンコードの開始を示す
・`+` → スペースの代わりに使用されることがある(特にクエリパラメータ内)
・`;` → 一部のサーバーではパラメータの区切りとして使用されることがある
例えば、`q=hello+world` の場合、`+` はスペースとして処理されるため、実際には `q=hello world` という意味になります。
まとめ
URL には、予約文字やエンコード文字があり、これらはデータの正しい伝達や構造の維持に役立っています。もし「変な文字」が含まれている場合、それはエンコードされたデータか、制御用の特殊文字である可能性が高いです。
次回、URLの文字列を見たときは、「これには意味がある!」と思いながら読み解いてみましょう!
阿久梨絵でした!