こんにちは、阿久梨絵です！
EXCEL は単なる表計算ソフトではなく、内部で複雑な処理を行うエンジン を持っています。
この「エンジン」とは、 EXCEL がデータを処理し、計算し、画面に表示するための仕組みのことです。
EXCEL のエンジンには、主に以下の3つの要素があります。
・計算エンジン → 数式や関数を処理する仕組み（EXCEL 365では「新しい計算エンジン」が導入され、スピル機能などが追加）
・データ処理エンジン → 大量のデータを扱うための最適化（Power QueryやPivotTableの処理を含む）
・レンダリングエンジン → 表やグラフを描画する仕組み（セルの表示やフォントの処理を担当）
EXCEL のエンジンは、単なる表計算ソフトではなく、データ分析やビジュアル化を支える重要な技術なのです！
計算エンジンの進化
EXCELの計算エンジンは、バージョンごとに進化しています。
・従来の計算エンジン → セル単位で計算を行い、変更があると再計算
・EXCEL 365の新しい計算エンジン → スピル機能（配列数式の自動展開）や動的配列をサポート
例えば、従来のEXCELでは
=A1+A2
のようにセル単位で計算していましたが、新しい計算エンジンでは配列計算が可能 になり、
=A1:A10+B1:B10
のように、一括で計算できるようになりました！
計算エンジンの進化により、EXCELの処理速度や柔軟性が向上しています！
データ処理エンジンの役割
EXCELは大量のデータを扱うことができるように、データ処理エンジン を備えています。
・Power Query → データの取得・変換を効率化
・PivotTable → 大量のデータを集計・分析
・データモデル → EXCEL内でリレーショナルデータベースのような処理が可能
EXCELは単なる表計算ソフトではなく、データベース的な処理も可能な強力なツールなのです！
レンダリングエンジンの仕組み
EXCELのレンダリングエンジンは、セルの表示やグラフの描画を担当 しています。
・フォント・色の処理 → セルの書式設定を適用
・グラフの描画 → データを視覚化するためのレンダリング
・スクロール・ズームの最適化 → 大量のデータをスムーズに表示
EXCELのレンダリングエンジンがあるからこそ、視覚的にわかりやすいデータ管理が可能になります！
まとめ
・ EXCEL のエンジンは「計算・データ処理・レンダリング」の3つの要素で構成されている
・計算エンジンの進化により、スピル機能や動的配列が可能に
・データ処理エンジンを活用すれば、大量のデータを効率的に扱える
・レンダリングエンジンがあることで、視覚的にわかりやすいデータ管理が可能
EXCEL のエンジンを理解すると、より効率的にデータを扱うことができるようになります！
阿久梨絵でした！
