EXCEL のDAYS360関数とは?使いどころと実用例を解説!

こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL には、日付計算を効率化するための便利な関数がたくさんあります。その中でも「DAYS360関数」は、1年を360日(12か月×30日)として日数を計算する特殊な関数です。この記事では、DAYS360関数の使いどころや実用例を分かりやすく解説します!

DAYS360関数とは?

DAYS360関数は、開始日と終了日の間の日数を、1年を360日と仮定して計算する関数です。通常の365日カレンダーではなく、経理や金融の分野で使われる「360日カレンダー」に基づいています。

書式

=DAYS360(開始日, 終了日, [方式])

開始日: 計算の開始日を指定します。
終了日: 計算の終了日を指定します。
方式: 米国方式(FALSE)またはヨーロッパ方式(TRUE)を選択します(省略可能)。

DAYS360関数を使うケース

1. 金融計算や利息計算

銀行や金融機関では、1年を360日とする計算方式が一般的に使われます。DAYS360関数を使うことで、ローンの利息や投資の収益を正確に計算できます。
・例: ローンの開始日と終了日を指定して、利息計算の基準日数を求める。

2. 経理業務での期間計算

経理部門では、月次や四半期ごとの計算で360日カレンダーを採用することがあります。DAYS360関数を使えば、締め日や支払期日までの日数を簡単に計算できます。
・例: 請求書の発行日から支払期日までの日数を計算。

3. プロジェクト管理

プロジェクトのスケジュール管理で、均等な期間を設定したい場合に便利です。360日カレンダーを使うことで、月ごとの期間を均一に計算できます。
・例: プロジェクトの開始日から終了日までの期間を均等に分割。

4. 国際的な取引や契約

国際的な取引では、360日カレンダーを基準とする契約が多いです。DAYS360関数を使うことで、契約期間や支払いスケジュールを正確に計算できます。
・例: 契約開始日から終了日までの期間を計算し、支払いスケジュールを作成。

DAYS360関数の注意点

方式の違いに注意: 米国方式(FALSE)とヨーロッパ方式(TRUE)では、月末日の扱いが異なります。計算結果が変わる場合があるため、用途に応じて選択してください。
通常のカレンダー計算には不向き: 1年を365日とする通常のカレンダー計算には、DAYS関数やDATEDIF関数を使う方が適しています

まとめ

EXCEL のDAYS360関数は、金融や経理、プロジェクト管理など、特定の分野で非常に役立つ関数です。1年を360日とする計算方式を採用することで、均一な期間計算が可能になります。この記事を参考に、DAYS360関数を活用して業務効率をアップさせましょう!
阿久梨絵でした!

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