こんにちは!阿久梨絵です
FILTERXML関数を利用することで、外部から取得したデータを EXCEL 上で効率的に整理・抽出できます。この記事では、具体例をもとに活用方法を解説します。「こんな感じで使えるんだ!」と参考にしていただけるとうれしいです。
FILTERXML関数とは?
FILTERXML関数は、XML形式で提供されるデータから必要な情報を抽出するために使用されます。この関数は、特にWEBSERVICE関数と一緒に使われることが多いです。
構文
=FILTERXML(XMLデータ, XPath)
・XMLデータ: XML形式のテキストデータ。
・XPath: XMLの特定のデータ箇所を指定するためのパス。
FILTERXML関数の活用シーン
1. 為替データの抽出
為替情報APIから取得したデータをEXCELに取り込み、特定の通貨レートを抽出してみます。
例
=FILTERXML(WEBSERVICE(“https://example-api.com/forex/xml”), “//rates/JPY”)
結果 → 日本円の為替レート。
2. 天気データの取得
天気情報APIのXMLデータを利用して、特定の地域の気温や天気を抽出します。
例
=FILTERXML(WEBSERVICE(“https://example-weather.com/api/xml?city=Tokyo”), “//temperature/@value”)
結果 → 東京の気温データ。
3. ニュース記事の整理
ニュースサイトのRSSデータを使い、最新の記事タイトルをEXCELにまとめることもできます。
例
=FILTERXML(WEBSERVICE(“https://example-news.com/rss”), “//item/title”)
結果 → 最新ニュースのタイトル一覧。
4. 業務データの効率化
外部データを業務用のEXCELシートに取り込み、製品や価格情報を動的に整理します。
例
=FILTERXML(WEBSERVICE(“https://example-data.com/products/xml”), “//product[1]/price”)
結果 → 1つ目の商品の価格情報。
FILTERXML関数を使う際の注意点
1. XML形式のデータであること
FILTERXML関数はXML形式のデータのみ処理可能です。JSON形式や他の形式には対応していません。
2. XPathの正確な指定
データ構造に基づいた正しいXPathを設定する必要があります。事前にXMLデータの構造を確認してください。
3. エラー処理
WEBSERVICEやFILTERXMLがエラーを返した場合、IFERRORを使って代替値を設定するのがおすすめです。
=IFERROR(FILTERXML(WEBSERVICE(“https://example.com/api/xml”), “//desiredPath”), “データ取得エラー”)
まとめ
FILTERXML関数は、データ分析や業務効率化の武器となるだけでなく、EXCELの機能をより深く理解し使いこなす良い機会でもあります。ぜひこの機能を積極的に活用し、日々の作業やプロジェクトに大きな変化をもたらしてください!
阿久梨絵でした!