こんにちは、阿久梨絵です!【2025.6.9記事修正】
EXCEL のフラッシュフィル機能は、手入力作業を劇的に効率化してくれる便利なツールです。今回は、この機能を使って住所録を整理してみましたが、実際に試してみると意外な結果に…。本記事では、フラッシュフィルの仕組みと、うまく活用するためのポイントを解説します。
フラッシュフィルとは?
フラッシュフィルは、EXCEL がデータのパターンを認識し、自動で入力を補完する機能です。例えば、氏名の「姓」と「名」を分割したり、メールアドレスからドメインを抽出したりすることができます。
・対応バージョン:EXCEL 2013以降
・設定確認:「オプション」→「詳細設定」→「フラッシュフィルを自動的に行う」をオンにする
住所録の整理に挑戦!
① 都道府県の分割
サンプルデータ
1. 都道府県の列に「神奈川県」を手入力
2. 次の行でCtrl + Eを押す → 自動で都道府県が入力される
3. 東京都以降のデータが正しく認識されない…?
→ 手入力が必要なため、完全な自動化は難しい
② 市町村の分割
1. 市町村の列に「横浜市」を入力
2. 次の行でCtrl + Eを押す → 自動で市町村が入力される
3. 東京都以降のデータが正しく認識されない…?
→ 都道府県と市町村の間に半角スペースを入れると認識しやすくなる
フラッシュフィルの落とし穴
「都道府県」という概念を認識しない
EXCELは「都道府県名」として認識するわけではなく、単純な文字列のパターンとして処理します。
先頭4文字とそれ以降で分割されることがある
都道府県名の長さによって、意図しない分割が発生することがあります。
半角スペースを活用すると認識しやすくなる
「神奈川県 横浜市」のように半角スペースを入れると、フラッシュフィルが正しく機能しやすくなります。
フラッシュフィルを活用するコツ
・データの整備が重要 → 半角スペースや統一されたフォーマットを活用
・手入力で基準を作る → 最初の数行を手入力すると認識しやすくなる
・テキストエディタで事前に整理 → 半角スペースをタブに変換すると、Excelのセル分割が簡単にできる
まとめ
EXCEL のフラッシュフィル機能は、住所録の整理に便利ですが、都道府県や市町村の概念を認識しないため、データの整備が必要 です。半角スペースを活用することで、よりスムーズに分割できます。
阿久梨絵でした!