こんにちは、阿久梨絵です！【2025.2.12記事修正】
EXCEL 365には、新たに「スピル」機能が追加されました。この機能を使うことで、データの入力や表示が格段に楽になります。古いEXCELバージョンを使っていると、新機能には特に興味が湧きますよね。今回は、この「スピル」機能の使い方とその利便性について詳しく解説します。
スピル機能とは？
定義と基本的な使い方
スピル機能は、数式の結果を複数のセルに自動的に表示する機能です。これにより、一つの数式を入力するだけで、関連するデータが連続したセルに展開されます。
スピル機能の使用例
1. 基本的な使い方
まず、EXCELシートに数値を入力します。これはサンプルデータとして使用します。
1．D列の任意のセルに以下の数式を入力します。
=B3:B7
2．Enterを押すと、自動的に該当する値がD列に表示されます。
3．2個目以降のセルには、グレーで「ゴースト」と呼ばれる表示がされます。
用途
入力値をそのまま使いたい場合に便利です。ただし、2行目だけ変えたい場合など、この機能では対応できません。
利用シーンと応用例
スピル機能は、様々なシーンで活用できます。例えば、本体価格と税込価格の表を作成する際に便利です。
1. 本体価格と税込価格の計算
1．A列に本体価格を入力します。
2．B列に以下の税込価格の計算式を入力します。
=A3:A7*1.1
3．これにより、本体価格に1.1を乗算した税込価格が自動的に表示されます。
4．C列に以下の四捨五入の適用の数式を入力します。
=ROUND(B3:B7, 0)
2. 変なミスの防止
スピル機能を使うことで、先頭行で定義した数式をドラッグする必要がなくなります。これにより、ミスを防ぐことができ、効率的に作業を行えます。
まとめ
EXCEL 365の新機能「スピル」を活用することで、データの入力や表示が非常に効率的になります。一つの数式を入力するだけで関連するデータが展開されるため、作業のミスを減らし、効率的に作業を行うことができます。ぜひ今回の説明を参考にして、スピル機能を使いこなし、EXCELでの作業をさらにスムーズに進めてください。
阿久梨絵でした！
