WordPress でドメインの引っ越しをしましたが、操作をミスってドメインの変更がうまく行えない現象が続いています。
使用上問題ないですが、Google Search Consoleで、リダイレクトが発生しているという指摘があり、「インデックスに登録できません」という表示がありました。
WordPress 上で行える操作で対処できる範囲は行いましたが、WordPress 上から変更できない箇所(直接データを触るしか対処方法がない箇所)があり、置換ツールを使いました。
かつてこの操作でトラブった経験があり、かなり慎重な操作を行っています。
ツール Search-Replace-DB-master 日本語対応を使用
ツールでは、「旧ドメイン」文字列を検索して「新ドメイン」文字列に置換する機能です。
注意点
・データ変更後は、もとに戻すことができません。確実に操作願います。
・データの退避は行ってください。
影響範囲の調査
1.現時点のWordPressデータを退避します。
この操作は、トラブったときに復元できるためです。Zip形式、エクスポートなどで退避データが複数あると安心です。
2.ローカル環境(パソコン)にXAMPP環境を準備します。
退避したデータをインポートします。(操作は割愛します。)
3.該当する文字列で検索します。
1テーブルで8件でした。
操作方法
1.ツール(Search-Replace-DB-master)がない場合、ツールをダウンロードします。無料で使用可能です。この操作は割愛します。
2.ツールを展開します。
3.プラグインが有効になっているとツールが正常に動かないので、一旦すべてのプラグインを「無効化」します。
4.FTPを使って、該当するドメイン直下にアップロードします。この時、フォルダの直下にモジュールがあると使いやすいので、展開した1つ下の階層と使って、フォルダ名の大文字が気になるので小文字にします。フォルダ名をsearch_replaceにしました。
5.ブラウザのURL窓に<ドメイン>+<search_replace>を入力してEnterを押します。見つからないエラーの場合、上記4の操作と一致していません。
6.ツール画面を呼び出して情報を入力します。
検索前:旧ドメイン名
置換後:新ドメイン名
データベース名、ユーザ名、パスワード、ホスト名を入力します。
※不明な場合、FTPでドメイン直下のwp-config.phpの記述を確認します。
Database接続テストを押して、DB接続に関して定義が正常であるか確認します。
正常でない場合、以降の操作ができません。
7.今回、ミスったときの影響を少なくしたいので、テーブル選択で行いました。該当するテーブルを選択して、「置換のシミュレーション」を押します。
この作業は、事前テストに当たります。
8.ローカル環境で確認した件数と今回のシミュレーション件数を確認します。
9.件数が一致していることを確認して「置換の実行」を押します。
10.無効化していたプラグインを有効化します。
11.サイトの動作確認をします。
12.問題なければFTPでアップロードしたツール環境を削除します。