こんにちは、阿久梨絵です!
インターネットの接続確認といえば、
ping コマンド が定番でした。
ping 8.8.8.8
ping yahoo.co.jp
IPv4 の時代は、
「とりあえず ping が返ってくればネットは生きている」
という感覚が自然に身についていました。
しかし IPv6 が普及してくると、
アドレスの見た目も仕組みも大きく変わり、
・IPv6 でも ping は使えるのか
・書き方はどう変わるのか
・IPv4 のときと同じ感覚で確認できるのか
といった疑問が生まれます。
この記事では、
IPv4 の ping の感覚を IPv6 ではどう置き換えればいいのか
を、やさしく整理していきます。
1. IPv6 でも ping は使えます(ただし書き方が少し変わります)
IPv6 でも ping は問題なく使えます。
ただし、コマンドの書き方が少しだけ違います。
Windows の場合
ping -6 <IPv6アドレス>
macOS / Linux の場合
ping6 <IPv6アドレス>
つまり、
IPv6 でも ping はそのまま使えるのですが、“-6” を付ける必要があります。
2. IPv6 で ping する相手はどう選べばいいのか
IPv4 では「8.8.8.8(Google DNS)」が定番でした。
IPv6 でも同じように、常時稼働している相手を使うと安心です。
Google DNS(IPv6)
2001:4860:4860::8888
2001:4860:4860::8844
Cloudflare DNS(IPv6)
2606:4700:4700::1111
2606:4700:4700::1001
これらは IPv6 の接続確認に最適です。
3. IPv4 と IPv6 の ping の“感覚の違い”
ここが本質です。
IPv4 の ping
・家の代表アドレス(グローバル IPv4)から外に出ます
・家の中の端末は NAT によって隠れています
・外部からは「家」しか見えません
IPv6 の ping
・端末ごとにグローバル IPv6 を持ちます
・NAT がないため、端末自身が外に直接アクセスします
・ただし識別子は定期的に変わるため、追跡は困難です
つまり、
IPv6 の ping は「端末自身が外に直接アクセスしている」イメージになります。
4. IPv6 の ping が返らないときのチェックポイント
IPv6 は IPv4 より仕組みが複雑なため、
ping が返らないときは以下を確認すると整理しやすいです。
・ルーターが IPv6(IPoE)に対応しているか
・プロバイダが IPv6 を提供しているか
・端末が IPv6 アドレスを取得しているか
・ping 先が IPv6 を受け付けているか
・ファイアウォールで ICMPv6 がブロックされていないか
特に ICMPv6 がブロックされているケース は多いです。
まとめ
IPv6 でも、IPv4 と同じように ping を使って接続確認ができます。
ただし、Windows では「ping -6」、macOS や Linux では「ping6」を使う必要があります。
IPv4 のように「家の代表アドレスから ping を打つ」のではなく、
IPv6 では端末自身がグローバルアドレスを持ち、
その端末から直接外部へ ping を送る仕組みになっています。
この違いを理解しておくことで、IPv6 の動作がより自然に感じられます。
IPv6 は複雑に見えますが、接続確認の方法は IPv4 と大きく変わりません。
仕組みを知ることで、IPv6 でも安心してネットワークの状態を確認できるようになります。
阿久梨絵でした!
