屋外は正確なのに、屋内だとズレる… Fitbit のGPSが“場外ウォーク”になる理由

こんにちは、阿久梨絵です!
商業施設の中をウォーキングしていたら、
Fitbit の地図上では「建物の外を歩いている」ように表示されていた
そんな経験、ありませんか?

それは、FitbitのGPSが「壊れている」わけではなく、
屋内という環境が、GPSの仕組みにとって“苦手な場所”だからなんです。

この記事では、屋内でGPSがズレる理由と、Fitbitがどう追跡しているのかを、
やさしく、でもしっかりと解説します。

GPSの基本:Fitbitは“空からの信号”を頼りにしている

FitbitのGPSは、人工衛星からの信号を受信して位置を特定しています。
この信号は、空が開けた場所(屋外)では正確に届きますが、
屋内や地下、商業施設のような構造物の中では届きにくくなるのです。

GPSは「空が見えるかどうか」が命。屋根や壁があると、信号が反射・遮断されてしまいます。

屋内ではどうやって位置を追っているの?

屋内でGPS信号が届かない場合、Fitbitは以下のような代替手段で位置を推定します。

① スマホのGPS(接続している場合)

スマホのGPSを使って位置を補完
・ただし、スマホも屋内では精度が落ちるため、ズレが大きくなることも

② 加速度センサー・ジャイロセンサー

歩数や腕の動きから「どれくらい移動したか」を推定
方向や距離は推測に頼るため、地図上の位置はズレやすい

③ Wi-FiやBluetoothの位置情報(スマホ依存)

・一部のスマホでは、周囲のWi-FiやBluetooth信号から位置を推定
Fitbit単体ではこの機能は使えないことが多い

つまり、屋内では「GPSの代わりに“推測”で追跡している」ため、ズレやすくなるのは自然なことなんです。

なぜ“場外を歩いている”ように見えるのか?

商業施設の構造が複雑で、GPS信号が反射・遅延する
センサーによる推定が、実際の通路と一致しない
地図上の建物の形と、実際の施設の構造がズレていることも

「場外ウォーク」は、GPSの限界と、推定の誤差が重なった結果なんです。

屋内ウォーキングを“安心して記録する”ためのヒント

スマホと接続しておく(Connected GPSで精度が少し向上)
・屋内では「距離」や「歩数」を重視し、地図表示は参考程度
屋外に出たときにGPSを再取得して、位置をリセットする
Fitbitアプリで「GPSの種類」を確認(機種によっては内蔵GPSとスマホGPSを切り替え可能)

まとめ

Fitbit のGPSが屋内でズレるのは、仕組み上の限界であって、
あなたの歩みが間違っているわけではありません。

地図上の位置がズレていても
実際に歩いた距離や歩数は、しっかり記録されています

だからこそ、「ズレてる=失敗」ではなく、「歩いた=積み重ねた」と考えてみてください。
Fitbitは、あなたの努力をちゃんと見守ってくれています。
阿久梨絵でした!

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