こんにちは、阿久梨絵です！
Google Search Console（以下GSC）を使っていると、インデックスカバレッジレポートに「 noindex タグによって除外されました」という表示を見かけることがあります。初めて見ると「エラーなのでは？」と不安になるかもしれませんが、実はこれは“意図的な除外”であることが多いのです。
この記事では、noindexタグによる除外の意味、よくある原因、そして必要な対処法についてわかりやすく解説します。
以下、記載上半角< は、全角＜で表記しています。
noindexタグとは？
noindexタグは、検索エンジンに「このページはインデックスしないでください」と伝えるためのHTMLタグです。つまり、Googleの検索結果に表示されなくなります。
＜meta name=”robots” content=”noindex”>
このタグがページに含まれていると、Googleのクローラーがそのページを読み込んだ際に「除外対象」として扱います。
「noindexタグによって除外されました」の意味
GSCでこのメッセージが表示されるのは、以下の条件が揃ったときです。
・ページにnoindexタグが記述されている
・Googleのクローラーがそのページを正常に読み取れている
つまり、検索結果に表示させたくないページが、意図通りに除外されている状態です。
よくあるnoindexタグの使用例
・お問い合わせ完了ページ
・404エラーページ
・類似コンテンツが多いタグ・カテゴリ一覧ページ
・会員限定コンテンツの入り口ページ
これらはユーザーが検索して直接アクセスする必要がないため、noindexで除外するのが一般的です。
原因と注意点
ただし、意図せず重要なページにnoindexタグが付いてしまっているケースもあります。よくある原因は以下の通りです。
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| WordPressのSEOプラグイン設定 | 「All in One SEO Pack」などでカテゴリやタグにnoindexが自動付与されることがあります |
| HTMLソースに直接記述 | 開発段階でnoindexを付けたまま公開してしまうケース |
| サーバーのレスポンスヘッダ | Webサーバー側でnoindexが付与されている場合も |
対処方法
1. GSCで除外されたURLを確認
・「インデックス」→「ページ」→「noindexタグによって除外されました」をクリックすると、対象URLが一覧表示されます。
2. 該当ページの意図を確認
そのページが検索結果に表示されるべきかどうかを判断します。
・表示させたい → noindexタグを削除
・表示させたくない → そのままでOK
3. タグの削除方法
・HTMLを直接編集できる場合 → ＜meta name=”robots” content=”noindex”> を削除
・WordPressの場合 → 該当プラグインの設定を確認し、「インデックスさせる」設定に変更
4. インデックス登録をリクエスト
・noindexを削除したら、GSCで「URL検査」→「インデックス登録をリクエスト」を実行しましょう。
まとめ
「 noindex タグによって除外されました」は、検索結果に表示させたくないページを意図的に除外するための正常な動作です。大切なのは「そのページが検索結果に表示されるべきかどうか」を見極めること。
SEOは単なる技術ではなく、ユーザーとの“接点”をどう設計するかという感性の領域でもあります。検索結果に現れるかどうかは、情報の“存在の仕方”そのもの。だからこそ、noindexの使い方には慎重さと意図が求められるのです。
阿久梨絵でした！
