こんにちは、阿久梨絵です!
「 Mac はウイルスに感染しないって聞いたけど、本当?」
「Windowsより安全って言われてるけど、何が違うの?」
本記事では、Macのセキュリティ事情とウイルス被害の現状を、安心感を育てるやさしい言葉で解説します。
Macがウイルスに強いと言われる理由
1. UNIXベースの堅牢なOS設計
MacOSはUNIXをベースにしており、アクセス権限やファイル管理が厳密。
これにより、悪意あるプログラムが勝手に動作するのが難しくなっています。
2. Appleのセキュリティ機能が標準搭載
・Gatekeeper:未確認のアプリをブロック
・XProtect:既知のマルウェアを自動検出
・Notary Service:App Store外のアプリも検証
・Secure Enclave:パスワードや生体認証情報を安全に保管
「何もしなくても守られている」感覚があるのは、こうした仕組みのおかげです。
3. 市場シェアが少なかった歴史
かつてMacは利用者が少なく、攻撃者にとって“効率が悪いターゲット”でした。
そのため、Windows向けのウイルスが圧倒的に多かったのです。
でも今は「Macも狙われる時代」
・Macの利用者が増えたことで、攻撃対象としての価値が上昇
・フィッシング詐欺やランサムウェアなど、OSを問わない攻撃が増加
・Webブラウザやメール経由で感染するアドウェアやトロイの木馬も確認されている
実際に報告されたMac向けマルウェア例
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| Flashback | Javaの脆弱性を悪用。最大55万台が感染 |
| OSX/MaMi | DNS設定を改ざんし、通信を盗聴 |
| OSX/Keydnap | キーチェーンからパスワードを盗む |
| OSX/KeRanger | ランサムウェア。P2Pソフト経由で感染 |
「Macだから安全」と思い込むのは、今ではリスクになり得ます。
Macユーザーができる安心対策
1. OSとアプリのアップデートをこまめに
脆弱性を狙った攻撃が多いため、最新状態を保つことが最大の防御です。
2. 信頼できるセキュリティソフトを導入
Mac対応のウイルス対策ソフトも多数登場しています。
ノートン、ESET、ウイルスバスターなどが人気です。
3. 公式ストア以外のアプリは慎重に
App Store以外からのインストールは、GatekeeperやNotary Serviceで確認を。
4. ファイアウォールとSafariのセキュリティ設定を見直す
・詐欺サイト警告をオンに
・コンテンツブロッカーで広告やポップアップを制限
まとめ
・ Mac はUNIXベースの堅牢なOSとAppleのセキュリティ機能で守られている
・かつては狙われにくかったが、今は利用者増加と攻撃手法の進化でリスクが上昇
・「Macだから大丈夫」ではなく、「Macでも守る」意識が大切
・アップデート・セキュリティソフト・設定見直しで、安心感のあるMacライフを
Macは確かに安心感のある設計ですが、「安全そうだから何もしない」ではなく、「安全だからこそ、ちゃんと守る」ことが大切です。
小さな意識と習慣が、あなたのMacライフをもっと快適に、もっと安心に育ててくれます。
阿久梨絵でした!
