こんにちは、阿久梨絵です!
「.cn」からの迷惑メールが多い——それは確かに事実。
でも、危険な TLD はそれだけじゃありません。
本記事では、スパムや詐欺に悪用されやすいトップレベルドメイン( TLD )と、安心してネットを使うための見分け方をやさしく紹介します。
TLD(トップレベルドメイン)って何?
TLDとは、ドメイン名の最後にある「.com」「.jp」「.net」などの部分。
たとえば example.com の「.com」がTLDです。
TLDは「住所の国名」や「建物の種類」に近い感覚。
でも中には、誰でも簡単に取得できてしまう“空き地”のようなTLDもあるのです。
要注意なTLDの特徴
以下のようなTLDは、迷惑メールや詐欺サイトに使われやすい傾向があります。
・登録料金が極端に安い
・本人確認が不要
・ドメイン管理が緩い
・匿名で大量取得できる
こうしたTLDは、悪意ある利用者にとって“使いやすい”環境になってしまっています。
「.cn」以外で注意すべきTLD一覧
| TLD | 傾向・注意点 |
|---|---|
| .xyz | 登録が簡単で安価。スパムやフィッシングに多用される |
| .top | 中国系レジストリ。詐欺サイトや迷惑メールに多く使われる |
| .gq | 赤道ギニアのTLD。無料で取得できるため悪用されやすい |
| .tk | トケラウのTLD。無料取得可能。スパム率が高い |
| .cf | 中央アフリカ共和国のTLD。悪質サイトの報告多数 |
もちろん、これらのTLDを使っているすべてのサイトが危険というわけではありません。
でも、「見慣れないTLD」には少しだけ注意を払うことで、安心感がぐっと高まります。
安心して使うための見分け方
・URLが「https」で始まっているか?(暗号化されているか)
・運営者情報が明記されているか?
・ドメイン名が不自然ではないか?
・広告が過剰に表示されていないか?
・メールやSNSで突然送られてきたリンクではないか?
「なんか怪しいかも…」と感じたら、アクセスしないのがいちばんの安心設計です。
まとめ
・ TLD はドメインの「最後の部分」。見慣れないものには注意を
・「.cn」以外にも「.xyz」「.top」「.gq」「.tk」「.cf」などは要警戒
・登録が簡単・安価・匿名性が高いTLDほど、悪用されやすい
・サイトの安全性はTLDだけでなく、運営者情報やURLの形式もチェック
見慣れないドメインに出会ったとき、少しだけ立ち止まって「このサイト、信頼できるかな?」と考える習慣が、あなたのネット時間を守る力になります。
不安を感じたら、無理に進まず、そっと離れる。
それもまた、安心設計のひとつです。
阿久梨絵でした!
