こんにちは、阿久梨絵です!
iPhone で書いた文章をWordPressに投稿したとき、
「絵文字が消えた」「記号が変になった」「改行が崩れた」──そんな違和感、ありませんか?
しかも、iPhoneはUTF-8で動いているはず。
WordPressもUTF-8が基本。
なのに、なぜ文字化けが起こるのか?
それは、技術的な矛盾ではなく、“階層のすれ違い”が生むUXの違和感です。
今回は、iPhoneとWordPressの相性問題を、技術と感情の両面から読み解きます。
なぜ文字化けが起こるのか?──3つの階層ズレ
1. 入力のズレ:iPhoneはUnicode(UTF-16)で文字を扱う
・iPhoneの内部では、絵文字や記号がUnicodeベース(UTF-16)で管理されている
・特定の文字は、UTF-8に変換するときにズレが起こることがある
“見えていたはずの感情”が、変換の途中で消える。
2. 通信のズレ:UTF-8で送信されても、完全ではない
・SafariやWordPressアプリは、UTF-8で投稿を送信する
・でも、改行コード(CRLF vs LF)や絵文字の互換性で、“見え方”が変わる
“送ったはず”と“届いた通り”が違うとき、UXの信頼が揺らぐ。
3. 表示のズレ:WordPress側の受け取り方が不完全
・WordPressはUTF-8で受け取るが、テーマ・フォント・プラグインの影響で表示が崩れる
・特に絵文字・半角カナ・特殊記号は、「�」や「?」になることも
“表示されない”ことは、“伝わらない”こと。
安心して投稿するためのヒント
・テキストエディタで整える:UTF-8保存できるエディタで改行・記号を確認
・WordPressはテキストモードで貼り付ける:余計なタグを防ぐ
・絵文字はWeb対応フォントで確認する:必要なら画像化も検討
・投稿前にPCで表示確認する:スマホだけで完結させない
“貼る前に整える”ことで、安心して伝えられる。
まとめ
「UTF-8なのに文字化けする」──それは矛盾ではありません。
それは、入力・通信・表示という3つの階層が、少しずつズレているから。
そしてそのズレが、
「書いた通りに表示されない」
「伝えたい感情が消える」
「自分の言葉が壊れる」──そんなUXの違和感を生むのです。
だからこそ、投稿前に整えることは、
技術の確認ではなく、“安心の設計”。
iPhone とWordPressのすれ違いを、
少しずつ言葉にして、少しずつ整えていきましょう。
阿久梨絵でした!
