こんにちは、阿久梨絵です!
Wi-Fi が遅い。つながらない。でも、目に見えないから原因がわからない──
そんな“見えない不安”に、心当たりはありませんか?
この記事では、 Wi-Fi の電波を“見える化”する方法と、電波トラブルをやさしく解決するヒントをまとめました。
「電波が見えると、安心できる」──そんな感覚を、あなたにも届けたい。
Wi-Fiの電波は“見える”ようになる
Wi-Fiの電波は、専用のアプリやツールを使えば、グラフやヒートマップで視覚化できます。
たとえばこんなことがわかります。
・どの部屋で電波が強い/弱いか
・近隣のWi-Fiと干渉していないか
・壁や家具が電波を遮っていないか
おすすめの“見える化”ツール
| ツール名 | 対応OS | 主な機能 | 備考 |
|---|---|---|---|
| NetSpot | Windows / macOS | ヒートマップ作成、電波強度測定 | 有償。日本語対応 |
| WiFi Analyzer | Android | チャンネル干渉、電波強度グラフ | シンプルで使いやすい |
| AirPort Utility | iOS | 電波強度スキャン | Apple公式。設定から有効化が必要 |
| Ekahau HeatMapper | Windows | 本格的なヒートマップ作成 | 玄人向け。古いPCでも動作可 |
| inSSIDer | Windows / macOS | チャンネル干渉分析、電波強度表示 | 有償。ビジネス向けにも対応 |
| WiFi SweetSpots | iOS / Android | 電波強度のリアルタイム測定 | シンプルで直感的。ヒートマップ非対応 |
| Fing | iOS / Android | 接続機器の一覧表示、ネットワーク診断 | 電波視覚化は弱め。セキュリティ確認に便利 |
| Vistumbler | Windows | GPS連携、Google Earth統合、電波強度測定 | 外出先での測定に強み。やや玄人向け |
| Wireshark | Windows / macOS | パケット解析、詳細なネットワーク診断 | 高度な解析向け。習得に時間が必要 |
※一部の環境では動作が不安定な場合があります。導入前に公式サイトで対応状況をご確認ください
※実際に使ってみると、起動時に戸惑う場面もあります。
・NetSpotは課金ページがすぐに表示されるため、無料で使いたい方は注意が必要です。
・AirPort Utilityは設定から「Wi-Fiスキャン」を有効化しないと機能しません。どちらも、事前に使い方を確認しておくと安心です。
AirPort Utilityの画面(iPhone)
SSID単位に表示されます。1行目:SSID、2行目:Macアドレス

dBmの目安と電波の強さ
| dBm値 | 電波の強さ | 状況の目安 |
|---|---|---|
| −30〜−50dBm | 非常に強い | ルーターのすぐ近く。快適に通信可能 |
| −51〜−60dBm | 強い | 安定して通信できる範囲 |
| −61〜−70dBm | やや弱い | 動画や通話はやや不安定になることも |
| −71〜−80dBm | 弱い | 通信が途切れやすくなる |
| −81〜−90dBm | 非常に弱い | 接続が困難。ほぼ通信不可 |
見える化でわかる“意外な原因”
・ルーターの位置が低すぎる:床置きより棚の上が効果的
・壁や家具が電波を遮っている:特に金属製や水槽は要注意
・近隣のWi-Fiとチャンネルが重なっている:設定で変更可能
ちょっとした工夫で快適に
・ルーターは中央・高めの位置に設置
・2.4GHzと5GHzの使い分け(遠距離なら2.4GHz、速度重視なら5GHz)
・中継機やメッシュWi-Fiの導入も検討
デジタル安心のために、Wi-Fiも“棚卸し”しよう
Wi-Fiの電波も、パスワードも、クラウドも──
見えないからこそ、定期的な“棚卸し”が安心につながります。
Googleパスワードマネージャーのエクスポートや、ストレージの見直しと一緒に、
「Wi-Fiの見える化」も、心の安心を整える習慣にしてみませんか?
まとめ
Wi-Fi の電波は、見えないけれど、確かにそこにあります。
そして、見えるようにすることで、原因がわかり、対策ができるようになります。
「なんとなく不安」から、「ちゃんと安心」へ。
Wi-Fi の見える化は、そんな小さな一歩です。
阿久梨絵でした!
