【保存版】 SSD が故障したとき、どうすればいい?──原因と対処法を徹底解説

こんにちは、阿久梨絵です!
SSD (Solid State Drive)は高速・静音・耐衝撃性に優れたストレージですが、故障すると突然認識されなくなることも。
データが開けない」「PCが起動しない」「SSDが見えない」──そんなとき、どう対処すればいいのか?
今回は、SSD故障の原因と対処法、復旧の判断ポイントをまとめました。

SSDが故障する原因とは?

SSDはHDDと違って可動部がないため、物理的な故障は少ないと思われがちですが、実際には以下のような原因でトラブルが起こります。

原因内容
フラッシュメモリの劣化書き込み回数の上限を超えるとセルが劣化し、読み書き不能に
ファームウェア障害SSD内部の制御プログラムが破損し、認識不能になる
電源トラブル書き込み中の電源断でファイルシステムが破損
パーティションの消失誤操作やエラーで領域が消えると、データにアクセスできなくなる
コントローラー故障SSDの中枢部が壊れると、全体が認識されなくなる

症状別・対処方法ガイド

① SSDが認識されない(BIOSにも表示されない)

電源・ケーブルを確認:他のポートやPCで試す
ファームウェア更新:メーカー公式ツールでアップデート
復旧業者に相談:物理障害の可能性が高く、個人対応は困難

② 「フォーマットしてください」と表示される

絶対にフォーマットしない!
データ復旧ソフトでスキャン(Recuva, EaseUSなど)
認識はしているので、論理障害の可能性あり

③ ファイルが開けない・保存できない

CHKDSKを試す:chkdsk X: /f でエラー修復
SMART情報を確認:CrystalDiskInfoなどで健康状態をチェック
バックアップを急ぐ:完全に壊れる前にデータを退避

自力でできること vs 業者に任せるべきこと

対処方法自力で可能業者に依頼すべき
ケーブル交換・ポート変更
CHKDSK・SMART診断
ファームウェア更新⚠️(要注意)
データ復旧ソフト使用✅(論理障害のみ)
NANDチップから直接復旧
コントローラー交換・チップオフ

注意点と予防策

SSDは予兆なく壊れることがある:異音がないため気づきにくい
バックアップは必須:クラウドや外付けHDDに定期保存
高温環境は避ける:熱暴走はSSDの大敵
書き込み頻度を抑える:ログ保存やキャッシュの場所を工夫

まとめ

SSD が故障したときは、まず冷静に症状を見極めましょう
認識されているかどうか、エラーメッセージの有無、ファイルの状態などから、論理障害か物理障害かを判断することが重要です。

認識されている → データ復旧ソフトで対応可能な場合あり
認識されない → 物理障害の可能性が高く、復旧業者に相談がベスト

SSDは便利ですが、壊れたときの復旧難易度はHDDより高いとも言われています。
だからこそ、日頃のバックアップと、万が一のときの冷静な対処が鍵になります。
阿久梨絵でした!

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