こんにちは、阿久梨絵です!
スマホ を使っていると、「4G」「5G」「パケット」「電話回線」「ネット回線」など、さまざまな言葉が飛び交います。でも、それぞれがどう関係しているのか、意外と知られていません。この記事では、スマホの通信の仕組みをやさしく、構造的に解説します。
スマホ通信の基本構造
スマホの通信は、ざっくり言うと以下の3つの要素で構成されています。
・電波(4G/5G):空気中を飛ぶ通信の「道路」
・電話回線(VoLTE/VoNR):音声通話の「車線」
・ネット回線(TCP/IP):Webやアプリの「車線」
この「道路」をキャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)が整備し、スマホがその上を走ることで、通話やネットが可能になります。
電話回線はどうなってる?
昔は「3G回線」で音声通話専用の電波を使っていましたが、今は「VoLTE(Voice over LTE)」や「VoNR(Voice over New Radio)」という技術で、4Gや5Gのデータ通信を使って音声通話しています。
つまり、電話もネットも同じ電波を使っているけれど、通信の仕組み(プロトコル)が違うんです。
ネット回線とパケットの関係
ネット回線は、スマホがWebサイトを見たり、動画を再生したりするための「データ通信」。この通信量を測る単位が「パケット」です。
・1GB ≒ 約1,000MBのパケット
・動画視聴やSNSでパケットを消費
・通信プランによって使えるパケット量が決まっている
Wi-Fiに接続しているときは、キャリアの電波ではなく、家庭の光回線などを使うため、パケットは消費されません。
4Gと5Gの違いは?
| 特徴 | 4G(LTE) | 5G(Sub6/ミリ波) |
|---|---|---|
| 通信速度 | 最大1Gbps程度 | 最大10〜20Gbps以上 |
| 周波数帯 | 700MHz〜3.5GHz | 3.5GHz〜28GHz(ミリ波) |
| 障害物への強さ | 比較的強い(回り込める) | 弱い(直進性が強く遮られやすい) |
| カバー範囲 | 広い | 狭い(基地局が密に必要) |
5Gは高速で低遅延ですが、届きにくいという弱点もあります。スマホが5G対応でも、エリア外なら自動で4Gに切り替わります。
まとめ
スマホ 通信は、電波という「道路」の上を、電話やネットという「車」が走っているようなもの。
同じ道路でも、車の種類によって走り方が違う。そして、その車がどれだけ走ったかを測るのが「パケット」なんです。
スマホの通信は、見えないけれどとても論理的な仕組みで動いています。
「なんで5Gなのに遅いの?」「パケットって何?」といった疑問も、構造を知ればスッキリ解決。
阿久梨絵でした!
