スマホの4Gと 5G の電波—5Gは障害物の影響を受けやすい?高層階と地上での違いを解説

こんにちは、阿久梨絵です!
スマホの通信で「高層階では 5G が使えるのに、地上では4Gに切り替わる」という現象を経験したことはありませんか?
これは、5Gの電波特性と基地局の配置が関係しています。
本記事では、4Gと5Gの電波の違い、障害物の影響、高層階と地上での通信の違いについて詳しく解説します。

4Gと5Gの電波の違い

スマホの通信には、4G(LTE)5Gの2種類の電波が使われています。
それぞれの特徴を比較すると、以下のような違いがあります。

項目4G(LTE)5G
通信速度最大1Gbps程度最大10Gbps以上
周波数帯700MHz〜3.5GHz3.5GHz〜28GHz(ミリ波)
障害物の影響比較的少ない影響を受けやすい
カバー範囲広い(基地局が遠くても届く)狭い(基地局が近くないと届かない)

5Gは高速通信が可能だが、障害物の影響を受けやすい
・4Gは広範囲をカバーできるが、通信速度は5Gより遅い

5Gは障害物の影響を受けやすい理由

5Gの電波は、高周波数帯(ミリ波)を使用するため、障害物の影響を受けやすいという特徴があります。

1. 高周波数帯の特性

周波数が高いほど、直進性が強くなる → 壁や建物に遮られやすい。
電波の到達距離が短い → 4Gよりも基地局を多く設置する必要がある。

2. 建物や地形の影響

高層階では、遠くの基地局の電波を受信しやすい → 5Gがつながりやすい。
地上では、建物や障害物が多く、電波が遮られやすい → 4Gに切り替わることがある。

3. 基地局の配置

・5Gの基地局は密集して設置されるが、まだ4Gほど普及していない
高層階では、遠くの基地局の電波を受信できるが、地上では障害物が多く影響を受ける。

高層階では5Gが使えて、地上では4Gになる理由

高層階と地上での通信の違いは、基地局の配置と電波の特性が関係しています。

高層階では、遠くの基地局の5G電波を受信できる
地上では、建物や障害物が多く、5Gの電波が届きにくい
基地局が混雑している場合、4Gに切り替わることがある

例えば、NTTドコモの公式情報によると、基地局の電波は基本的に下方向に出ているため、高層階では遠くの基地局の電波を受信しやすい
しかし、地上では建物や障害物が多く、5Gの電波が遮られやすいため、4Gに切り替わることがあります。

電波をキャッチしやすくする方法

混雑した場所や電波が弱い場所で、スマホの通信を改善するために、以下の方法を試してみましょう。

すぐにできる対策

1. 窓際に移動する → 5Gの電波は障害物に弱いため、屋外に近い場所で受信しやすくなる。
2. 機内モードのオン・オフ → 一時的に機内モードをオンにしてからオフにすると、基地局との接続がリセットされる。
3. Wi-Fiをオフにする → 公共Wi-Fiが干渉している場合、Wi-Fiをオフにすると改善することがある。
4. 通信会社のサービスを確認 → 5Gのエリアマップを確認し、対応エリアかどうかをチェックする。

まとめ

5G は高速通信が可能だが、障害物の影響を受けやすいため、高層階では使えても地上では4Gに切り替わることがあります
これは、高周波数帯の特性、建物や地形の影響、基地局の配置が関係しています。
電波をキャッチしやすくするためには、窓際に移動する、機内モードのオン・オフ、Wi-Fiをオフにするなどの対策が有効です。
阿久梨絵でした!

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