こんにちは、阿久梨絵です!
Windows の「サービス一覧」を開くと、謎の名前がズラリ。
「これ全部必要?」「止めたら速くなる?」——そんな疑問、誰もが一度は持ちます。
この記事では、サービス一覧の正体・止めてもいいもの・絶対止めちゃダメなものを明快に解説します。
サービス一覧って何?
Windowsの「サービス」は、OSやアプリが裏で常駐して動いている機能の集合体。
スタートアップよりも深い層で、起動・ネットワーク・UI・セキュリティなどを支えている。
開き方
・Win + R → services.msc → Enter
・一覧が表示され、各サービスの状態(実行中/停止)を確認できる
「止める=削除」ではなく、一時的に無効化するだけ
止めてもOKなサービス(環境による)
| サービス名 | 説明 | 止めてOKな条件 |
|---|---|---|
| Print Spooler | 印刷ジョブ管理 | プリンタを使わないなら停止OK |
| Windows Search | ファイル検索インデックス | 高速検索不要なら停止OK |
| Remote Registry | 他PCからレジストリ編集 | ローカル運用なら停止OK |
| Xbox Services(Game Monitoringなど) | ゲーム関連のバックグラウンド機能 | ゲームをしないなら停止OK |
| Fax | FAX送受信 | 使ってる人ほぼいないので停止OK |
止める前に「自分の環境で使ってるか?」を確認すること
絶対止めちゃダメなサービス
| サービス名 | 理由 |
|---|---|
| Windows Update | セキュリティ更新が止まる |
| Windows Defender | ウイルス対策が無効になる |
| DHCP Client | IPアドレス取得ができなくなる |
| Cryptographic Services | システム署名・更新が不安定になる |
| Workstation / Server | ネットワーク共有・ファイルアクセスに影響 |
止めると起動不能・ネット接続不可・セキュリティ低下など、致命的なトラブルに
UX視点で“止める価値”を判断する
・起動時間を短縮したい? → スタートアップよりサービスの方が効果あり
・UIがもたつく? → Windows SearchやSuperfetchを見直す
・ネットが不安定? → DHCPやDNS Clientは絶対に止めないこと
「止める=速くなる」ではなく、“UXを整えるための選択”として判断する
サービスの停止方法(安全に)
1. services.mscを開く
2. 該当サービスを右クリック → プロパティ
3. 「スタートアップの種類」を「無効」に変更
4. 「停止」ボタンで即停止(再起動で反映)
止める前に復元ポイントを作成しておくと安心
まとめ
Windows のサービス一覧は、OSの裏側で動く“見えないUX設計”。
止めることで速くなることもあるが、止めすぎると逆に不安定になる。
弊社では、こうした“見えない快適さを支えるメンテ術”を今後も発信していきます。
阿久梨絵でした!
