こんにちは、阿久梨絵です。
Google Search Consoleを見ても「検索流入ゼロ」。
「うちのサイト、誰にも見られてないのか…」と焦ったこと、ありませんか?
でも、ちょっと待ってください。
そのアクセス、Bingから来ているかもしれません。
最近では、Microsoft EdgeやCopilot経由でBingを使うユーザーがじわじわ増加中。
つまり、Googleだけを見ていると「見えない流入」が発生しているのです。
今回は、Bingメインのオーガニック流入を持つサイトが、どのツールで何をチェックすべきか?をわかりやすく解説します。
まずは整理!「何が見えて、何が見えないのか」
| ツール名 | 主な機能 | 対象となるアクセス | Bing流入の可視化 |
|---|---|---|---|
| Google Analytics | Web全体のアクセス解析 | Google/Bing/SNSなど全チャネル | 〇 可能 |
| Google Search Console | Google検索でのパフォーマンス把握 | Google検索のみ | × 対象外 |
| Google AdSense | 広告表示・収益の確認 | すべてのアクセス元に対応 | 〇 可能 |
Search Consoleだけ見てたら“誤診”の恐れ
Google Search Console(GSC)は、Google検索限定の世界です。
Bing、Yahoo!、DuckDuckGoなどGoogle以外の検索エンジンからの訪問は一切カウントされません。
「検索流入ゼロ」と表示されていても、それは“Googleからの流入がゼロ”という意味にすぎないということ。
裏を返せば、Search Consoleに表示されない世界が存在しているということです。
Bing流入ユーザーを可視化する方法
① Google Analytics(GA4)で流入元を確認
GA4では、次のようにしてBingやYahoo!からの流入を確認できます。
1. 「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開く
2. 「セッションの参照元 / メディア」を確認
3. `bing / organic` や `yahoo / organic` をチェック!
補足:初期設定やフィルタがうまくいってないとBing流入が誤分類される場合もあるので注意。
② Bing Webmaster Toolsの導入
Bing専用の解析ツールで、Search Consoleに似たUIと機能が使えます。
・表示回数・クリック数・平均CTR
・サイトマップ送信、エラー状況
・インデックス状況の把握
特にBingユーザーが多い場合は、Search Consoleより優先順位が高くなることもあるので要チェックです。
実はAdSenseも「Bingユーザーから収益化」できている
Google AdSenseは、広告がクリックされたかどうかにしか関心がないため、Bing・Yahoo!などアクセス元を問わず集計対象になります。
つまり、あなたのサイトがBingユーザー中心だったとしても、
・記事内容が適切で
・広告表示位置が最適化されていれば
きちんと収益が発生します。
Search Consoleで“ゼロ”と出ても、心配しすぎる必要はありません。
まとめ
Googleのツールは便利ですが、“すべての現実”を映してくれるとは限りません。
Bingや他の検索経由ユーザーがメインのサイトでは、
・Google Analyticsで流入全体を把握する
・Bing Webmaster ToolsでBing SEOを分析する
・Search Consoleのデータを過信しない
この3点を意識することで、誤った判断や施策のズレを避けることができます。
Bingユーザーこそ、まだ競合が少ない“狙い目の層”かもしれません。
GSCだけでは見えないユーザーの行動、今こそ掘り起こしていきましょう。
阿久梨絵でした!
