こんにちは、阿久梨絵です!
2025年8月、日本企業を狙ったサイバー攻撃が相次いで報道されています。
DDoS攻撃 (分散型サービス妨害)や情報漏えい、ランサムウェア感染──どれも「見えないUX」を破壊する静かな脅威です。
今回は、実際に起きた事例をもとに、セキュリティとUXの関係性を整理してみます。
2025年8月の主なインシデント
| 企業・団体 | 被害内容 |
|---|---|
| ぐるなび | パスワードリスト攻撃で会員情報漏えいの可能性 |
| 西濃運輸 | 「マイセイノー」サービスに不正ログインの疑い |
| 芝浦工業大学 | 教員アカウント経由で学術情報センターに不正アクセス |
| 名鉄インプレス | 応募者情報が設定不備で外部閲覧可能に |
| 日本プラスト | 開発センターのサーバーにサイバー攻撃、システム障害発生 |
これらの事件は、単なる“技術的な問題”ではなく、ユーザー体験そのものに直結するUXインシデントです。
UX設計者が見る“セキュリティの穴”
セキュリティはUXの一部です。
見えないけれど、守られている安心感。
壊れた瞬間、ユーザーは「使えない」ではなく「信用できない」と感じます。
・ログインできない → サービスへの不信感
・情報が漏れた → ブランドイメージの崩壊
・サーバーが止まる → 業務の停止と損失
つまり、セキュリティは“体験の土台”。
DDoSや情報漏えいは、UX設計の根幹を揺るがす攻撃なのです。
対策は“UX設計”から始める
| 対策 | UX視点での意味 |
|---|---|
| 多要素認証 | ログイン体験の安心感を強化 |
| アクセス制限 | 不正操作の“入り口”を減らす |
| バックアップ+復旧テスト | “止まっても戻れる”体験設計 |
| 社内教育 | UXを守る“人の意識”を育てる |
セキュリティ対策は、単なる技術導入ではなく「ユーザーにとっての安心設計」。
UX設計者こそが、セキュリティの“翻訳者”になるべき時代です。
まとめ
DDoS攻撃 も、情報漏えいも、ユーザーには見えない。
でも、見えないからこそ、守られていることがUXの一部になる。
セキュリティは、体験の“静かな演出”。
その設計を怠れば、ブランドもサービスも、信頼も崩れてしまう。
UX設計者として、“見えないUX”を守る設計、始めませんか?
阿久梨絵でした!
