こんにちは、阿久梨絵です!
Canonical タグ、と聞くと「SEO対策の基本でしょ?」と思われる方も多いかもしれません。
でも実はその“基本”、正しく使えていないことでSEOスコアやインデックスに悪影響を与えているケースが本当に多いんです。
・「ちゃんと設定してるのにインデックスされない…」
・「なぜか別URLが検索結果に出てくる…」
・「SEOスコアが80点台から上がらない…」
こうしたトラブル、 Canonical タグの誤用や過信が原因かもしれません。
Canonicalタグとは?
Canonicalタグ は、検索エンジンに対して「このページの評価はこのURLに集めてください」と伝える正規URLの指定タグです。
重複・類似コンテンツの整理、評価の一本化、インデックスの安定化など、SEOにおいて非常に重要な役割を担っています。
ただし、使い方を誤ると逆効果。
評価が分散したり、意図しないURLがインデックスされたりと、SEOスコアが伸び悩む原因にもなり得ます。
SEO担当者でもやりがちなCanonicalのNG設定
| NG例 | なぜダメ? |
|---|---|
| 自己参照を省略 | CMSが生成する類似URLに評価が分散し、正規ページの評価が弱まる |
| 相対パスで記述 | href="/page"のような記述はGoogleが誤解するリスクがあるため、絶対URLで指定すべき |
| 中身の異なるページをまとめる | 意図しない評価の統合で、両ページとも検索順位が下がることも |
| Canonicalと実際のURLが矛盾 | GoogleがCanonicalを無視し、意図しないURLがインデックスされる |
Canonical設計のチェックリスト
・[ ] すべてのページに自己参照Canonicalを設定しているか?
・[ ] hrefは絶対URLで記述しているか?
・[ ] hreflangやAMPとの整合性が取れているか?
・[ ] パラメータ付きURLやA/Bテストページで正規URLを明示しているか?
・[ ] Search ConsoleでCanonicalの選択状況を確認しているか?
まとめ
Canonical タグは、SEOを支える重要な技術要素です。
でも「とりあえず入れてるから大丈夫」と思っていると、検索結果に出ない/評価が分散する/SEOスコアが伸びないといった事態を招くことも。
逆に言えば、正しく設計し直すだけで、評価が集中し、検索順位やスコアが安定することもあるのです。
SEOとは、タグ1行の積み重ね。
Canonical を見直すことは、サイト全体の健全性を底上げする第一歩です。
「なんとなく設置してた…」という方こそ、今日から“戦略的Canonical設計”を始めてみませんか?
阿久梨絵でした!
