ファーミング詐欺 とは?巧妙な偽サイト誘導の手口と対策を徹底解説

こんにちは、阿久梨絵です!
ファーミング詐欺 (Pharming)とは、ユーザーが正規のWebサイトにアクセスしたつもりでも、実際には攻撃者が用意した偽サイトに自動的に誘導されてしまうサイバー攻撃の一種です。
見た目は本物そっくりで、URLも正規のものに見えるため、ユーザーが気づかないまま個人情報を入力してしまう危険があります。

フィッシングとの違い

比較項目フィッシングファーミング
誘導方法偽メールやSMSでリンクをクリックさせるDNSやhostsファイルを改ざんし、自動で偽サイトに誘導
URLの見た目偽物っぽいが似せている正規のURLそのまま
ユーザーの操作リンクをクリックする必要あり操作なしで自動誘導される
見抜きやすさ比較的見抜きやすい非常に見抜きにくい

どんな手口で誘導されるの?

DNSキャッシュポイズニング

DNSサーバーの情報を書き換え、正しいURLでも偽サイトに接続されるようにする

hostsファイルの改ざん

PC内の設定ファイルをマルウェアで書き換え、正規サイトのドメインに偽IPアドレスを紐づける

マルウェア感染

メール添付や不審なソフトから感染し、内部設定を操作される

被害事例とリスク

オンラインバンキングのログイン情報が盗まれる
クレジットカード情報の不正利用
SNSアカウントの乗っ取り
本人になりすました不正送金や通販被害

ファーミング詐欺の対策方法

対策内容
HTTPSの確認URLが「https」で始まり、鍵マークがあるか確認する
セキュリティソフトの導入DNS改ざんやhostsファイルの変更を検知できる製品を使用
多要素認証の導入ログイン時に追加認証を求めることで不正アクセスを防止
不審なメールを開かないマルウェア感染の入口を防ぐ基本対策

まとめ

ファーミング詐欺 は、ユーザーが気づかないうちに偽サイトへ誘導される非常に巧妙な手口です。
フィッシングよりも見抜きにくく、被害も深刻化しやすいため、日頃からのセキュリティ意識と対策が不可欠です。
「正しいURLだから安心」と思わず、通信の安全性やサイトの真正性を常に確認する習慣を身につけましょう。
阿久梨絵でした!

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