こんにちは、阿久梨絵です!
あなたの受信トレイに届いた1通の メール ——一見、何の変哲もない通知に見えても、それが「攻撃の入り口」かもしれません。
現代のサイバー攻撃は、単純な迷惑メールとは一線を画します。洗練されたフィッシング詐欺、企業のロゴや文面を完全再現したなりすましメール、そして巧妙に仕込まれたマルウェア。
私たちは今、たった一度の“クリック”が、個人情報の漏洩や金銭被害、業務停止の引き金になり得る時代に生きています。
ですが安心してください。本記事では、怪しいメールを見抜くための“基本にして最強”の5つのポイントを、具体例とともにご紹介します。知っておくだけで、日々のメールチェックが驚くほど安全になります。
1. 送信者のメールアドレスをチェック
送信者名が「Amazon」でも、アドレスが amazon-security@xmail-verify.com のような不審なドメインなら注意。正規の企業は独自ドメイン(例:@amazon.co.jp)を使用しています。
※表示名だけでなく、アドレス全体を確認しましょう。
2. 宛名が不自然 or 汎用的
「お客様各位」「ご利用者様」など、個人名ではなくテンプレ的な宛名のメールは怪しい可能性大。正規サービスは、基本的に登録名を使ってきます。
3. 緊急を煽る文言に注意
「48時間以内にご確認ください」「異常なアクセスを検出しました」など、焦らせる内容のメールは冷静に。URLをクリックする前に、公式アプリや正規サイトでの確認を!
4. リンクのURL先を事前に確認
リンクにカーソルを当てると、画面左下に表示される遷移先URLに注目。正規サイトでなければ、絶対にクリックしないようにしましょう。
例:http://security-check-login.your-bank.com ←これは本物っぽく見えて偽装されたドメインの可能性あり。
5. 添付ファイルは不用意に開かない
PDF、Word、Excelといった一見無害なファイルも、マクロウイルスが仕込まれていることがあります。心当たりのない添付ファイルは開かず、まずは送信元を確認しましょう。
まとめ
メール を見るたびに疑っていては、仕事も日常も立ち行かなくなってしまいます。ただし、“少しでも違和感があれば、一度立ち止まる”ことが、今後あなた自身やあなたの組織を守る大きな一歩となります。
特に以下の3原則を、メールを見る際の「判断フィルター」として常に意識してみてください。
・開かない
・クリックしない
・一人で判断しない
そして、少しでも不安を感じたら——誰かに相談する。それだけでも、リスクをぐっと減らすことができます。あなたの「一瞬の判断」が、被害ゼロへの第一歩です。
阿久梨絵でした!