こんにちは、阿久梨絵です!
EXCELで表を作ったとき、
「画面ではきれいなのに、印刷したら線がズレてる…」
「表の一部だけ枠が抜けて見える…」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、見た目だけ整えた“なんとなく表”が原因かもしれません。
今回は、「印刷崩れ・ズレ・途中で切れる」を防ぐための、根本から見直すEXCEL表の整え方をまとめました!
原因①:列の幅&行の高さが“微妙にズレている”
セルごとに手動で幅や高さを調整していると、罫線のズレ・太さのムラが出やすくなります。
対策
・一括で複数列を選択 → 右クリック → 列の幅を統一
・行も同様に選択 → 右クリック → 行の高さ
・全体を「幅:20/高さ:18」など、数字で明示的に設定すると崩れにくくなります。
原因②:罫線とセルの端がズレている
EXCELでは、「罫線を引いたように見えても、実際は1ピクセル空いている」場合があります。
対策
・表の範囲を選択 → 右クリック → セルの書式設定 → 罫線タブで、線種・太さを明示設定
・「外枠」と「内部」の線をしっかり分けて指定
・同じ線種/太さ/色を使うことで、印刷時の“線の欠け”を防げます
原因③:印刷時のスケーリングが中途半端
表示上はぴったりでも、印刷時に1ページに収まらず自動縮小 → 線が薄くズレて見えることがあります。
対策
・ページレイアウト → 印刷範囲を設定 →「すべて1ページに収める」など確認
・「印刷範囲をプレビュー」で実際のサイズ感を印刷前に確認
・サイズ感が合わない場合は、「ページ余白」や「列幅」を再調整
原因④:枠を“塗りつぶし”でごまかしている
セルの塗りつぶし+線なし=一見整って見えるけど、印刷で途切れたり隣の罫線と重なったりしやすくなります。
対策
・線で囲むならしっかり罫線で
・色で見せたい部分は「塗りつぶし」と「罫線」をバランスよく
「装飾優先」の表は画面閲覧向き、「罫線ベース」の表は印刷向きで考えるのがコツです。
おすすめテンプレ構成:崩れにくい“設計から整った表”
・行の高さと列幅はあらかじめ数値指定(例:高さ18/幅25)
・見出しは「外枠:太線」「中枠:細線」で強弱をつける
・文字サイズ:10.5pt前後に揃えてズレを最小化
・セルの結合は必要最小限に
・表の下に余白用の空白行を1行設けておくと印刷切れ対策にも◎
まとめ
「線がズレる」「見切れる」「枠が途中で消える」
…そんな悩みの多くは、レイアウト設計のちょっとした工夫で防げます。
あなたの作った表が、見やすく&伝わる資料として届きますように。
阿久梨絵でした!
