Windows でLinuxが動く時代へ──WSL2で開発革命を起こそう!

こんにちは、阿久梨絵です!
Linux環境で開発したいけど、 Windows を手放したくない
そんな開発者の理想を叶えるのが、WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)です。

WSL2を使えば、Windows 11上で本格的なLinux環境を構築でき、Web開発やAI開発にも活用可能。この記事では、WSL2の導入手順から活用ポイントまでをわかりやすく解説します。

WSL2とは?

WSL2は、Microsoftが提供するLinux互換レイヤーで、Windows上で仮想化されたLinuxカーネルを直接動かせる仕組みです。

主な特徴

本物のLinuxカーネルを使用(仮想マシンベース)
Dockerなどのコンテナ技術と相性抜群
ファイルアクセスが高速&安定
GUIアプリもサポート(UbuntuのGUIツールなど)

WSL2の導入手順【Windows 11対応】

Step 1:WSLを有効化

PowerShell(管理者権限)で以下のコマンドを実行

wsl –install

※このコマンドでWSL2とUbuntuが自動的にインストールされます(Windows 11以降)。

Step 2:再起動してWSL2を確認

インストール後、PCを再起動
以下のコマンドでWSLのバージョンを確認

wsl –list –verbose

Ubuntuが「Version 2」になっていればOK。

Step 3:Linuxディストリビューションの選択(任意)

他のディストリビューションを使いたい場合

wsl –list –online
wsl –install -d <ディストリ名>

例:Debian、Kali Linux、Alpineなども選択可能。

Step 4:初期設定(ユーザー名・パスワード)

初回起動時にLinuxユーザー名とパスワードを設定
これでLinux環境が完成!

開発環境の構築例

Web開発(Node.js/PHP/MySQLなど)

sudo apt update
sudo apt install nodejs npm
sudo apt install php mysql-server

VS Codeとの連携も簡単
code . でWSL内のフォルダーを直接開けます(要「Remote – WSL」拡張)。

AI開発(Python/PyTorch/TensorFlowなど)

sudo apt install python3-pip
pip3 install torch torchvision
pip3 install tensorflow

GPUを使いたい場合は、WSL2 + NVIDIA CUDA Toolkitの構成が必要です。

WSL2活用のポイント

活用シーンメリット
Web開発Linuxベースの環境で本番に近い挙動を確認可能
AI/機械学習PythonやJupyterなどのツールがスムーズに動作
Docker開発WSL2上でDocker Desktopが高速&安定に動作
GUIアプリ利用LinuxのGUIツールもWindows上で直接起動可能

まとめ

WSL2は、 Windows 11ユーザーにとってLinuxの力を最大限に活用できる革新的な仕組みです。
Web開発・AI開発・インフラ構築など、幅広い分野で活躍すること間違いなし。

Linux環境が欲しいけど、Windowsは手放せない
そんなあなたにこそ、WSL2は最適な選択です。ぜひ導入して、開発効率を一段と高めましょう!
阿久梨絵でした!

Verified by MonsterInsights