こんにちは、阿久梨絵です!
日々の作業中、何気なく押しているCtrl + Z(元に戻す)。
文章の編集ミス、誤って消した図形や表…ちょっとした後悔を取り戻せる、まさに“魔法のショートカット”ですよね。
でも実はこの「元に戻す」、アプリやOSの機能次第で“もっと先まで戻せる”ってご存じですか?
今回は、ファイル作業中の「取り返しがつかない…!」を防ぐために知っておきたい、バージョン履歴や 復元 機能の正体と使いこなし方をお伝えします。
「Ctrl + Z」はどこまで戻れる?
アプリによって挙動はさまざまですが…
使用中のソフト | 戻れる範囲の目安 |
---|---|
Word / Excel | 数十ステップまで履歴が保持(保存前もOK) |
PowerPoint | 図形操作も復元可。ただし保存で履歴消失する場合あり |
メモ帳・一部Webツール | 1ステップ or そもそも非対応 |
「保存後でも戻せる」かどうかが重要なポイントです。
「バージョン履歴」で“過去の状態”に戻す
最近のアプリケーションでは、「保存後の変更」まで追える履歴管理機能が増えています。
Word / Excel / PowerPoint(Microsoft 365)
・[ファイル] → [情報] → [バージョン履歴]
・過去の保存状態を時系列で確認 → 必要なバージョンを復元 or 開いて比較
クラウド(OneDriveなど)に保存していると、より高頻度で自動記録されます。
Windows自体にも“復元の仕組み”がある
間違って上書き保存してしまったファイルでも、次の機能が助けになります。
ファイル履歴(Windows 10 / 11)
・有効にしていれば、保存フォルダー内のファイル変更履歴を自動バックアップ
・過去の状態からファイルごと復元できる
・[設定] → [バックアップ] → [ファイル履歴] から確認・復元可能
外付けHDDなどに保存先を設定しておくとより安心です。
OneDrive / Google Drive のバージョン履歴も活用!
クラウドサービスを使っていると、ファイルごとの変更履歴にアクセスできます。
・右クリック → 「バージョン履歴を表示」
・最大数十世代分まで遡れる
・他人と共有した後でも「誤操作をなかったことに」できることも
特にチーム作業・共同編集では心強い味方になります。
復元に頼りすぎないために
便利な復元機能も、万能ではありません。以下の習慣も一緒に心がけておくと、トラブルに強くなれます。
・ファイル名に日付 or バージョンを入れる(例:_20250709ver3)
・大事な原稿や資料は、別名保存(F12)を活用して複製を作る
・クラウド保存+自動保存ONで「保存忘れ」も防止!
まとめ
Ctrl + Zは魔法のショートカット。
でもその先には、もっと強力な“やり直しの仕組み”が用意されているんです。
「戻れない…」「やっちゃった…」
そんな不安を少しでも減らせたら、もっとのびのびと作業ができるはず。
あなたの今日の作業が、安心して進められるきっかけになりますように。
阿久梨絵でした!