こんにちは、阿久梨絵です!
Webサイトを高速化したい!
そんなときに頼りになるのが「 CDN (コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)」。
でも、CDNを導入しようとすると、
「URLはwww付きじゃないとダメです」と言われることがあります。
「え?wwwってただの飾りじゃないの?」
そんな疑問に、わかりやすく答えていきます。
まずはCDNって何?
CDNとは、世界中に分散されたサーバーを使って、
Webサイトのコンテンツを高速で配信する仕組みです。
・ページ表示が速くなる
・サーバー負荷が減る
・海外ユーザーにも快適なアクセス
www付きURLと非wwwの違い
URL形式 | 例 | 技術的な扱い |
---|---|---|
www付き | www.example.com | サブドメインとして扱われる |
非www(ルートドメイン) | example.com | ドメインの直下(ルート) |
ここがポイント。CDNは「サブドメイン」に対して設定するのが基本なんです。
なぜCDNはwww付きが必要なの?
1. DNSの制限
CDNを使うには、DNS(ドメインネームシステム)で「CNAMEレコード」を設定する必要があります。
でも、ルートドメイン(example.com)にはCNAMEを設定できないという技術的な制約があります。
・www.example.com → CNAMEでCDNに接続できる
・example.com → CNAMEが使えない(Aレコードしか使えない)
2. 柔軟な設定が可能になる
www付きURLは「サブドメイン」なので、
CDNだけでなく、別のサービスやサーバーに分けて設定することも可能です。
3. リダイレクトやSSLの管理がしやすい
CDNを使うと、SSL証明書やリダイレクト設定も関係してきます。
www付きの方が、設定の自由度が高く、トラブルが少ないのです。
じゃあ非wwwは使えないの?
使えます。ただし、以下のような工夫が必要です。
・CDNが「Aレコード」対応している場合(例:Cloudflareなど)
・DNSプロバイダーがALIASやANAMEレコードをサポートしている場合
・ルートドメインをCDNに直接接続できる特殊な構成を使う場合
でも、初心者や一般的な構成ではwww付きが圧倒的に楽です。
まとめ
・www付きは「サブドメイン」なので、 CDN 設定がスムーズ
・DNSの制約を回避できる
・SSLやリダイレクトも管理しやすい
・非wwwでも可能だが、やや高度な設定が必要
CDNを活かすには、URLの選び方から。www付きで、速くて安心なWeb体験を届けましょう!
阿久梨絵でした!