こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL やWordPress、プレゼン資料でもよく使う「表(テーブル)」。
データを並べるだけではなく、情報を“伝える”ためのデザインが求められます。
今回のテーマは「見やすい表の作り方」。
罫線・色・余白の3要素のバランスに注目しながら、読み手の視線や理解に配慮したレイアウト術を紹介します!
その表、見やすい?──セルの塊になっていませんか?
何も考えずに作ると、こうなりがちです。
・すべてのセルに罫線を入れて“グリッド地獄”
・色をつけすぎて情報が埋もれる
・詰め込みすぎて余白ゼロ。息苦しい…
では、どう整えれば「伝わる表」になるのか?一つずつ見ていきましょう。
黄金バランス①:罫線は“役割”で使い分ける
使い方 | 解説 |
---|---|
見出しだけ太線 | 視線を止める“フレーム”として効果的 |
横罫線だけにする | 読み流しやすく、一覧性が高まる |
枠線なし(背景色のみ) | データではなくイメージ寄りの表現に向く |
セル内の罫線を減らす | 余白で“グループ化”を伝える |
黄金バランス②:色は「意味+温度感」で選ぶ
・見出しは薄いグレー or ブランドカラー
・交互に色をつけるなら、白→淡色で“行の呼吸”を作る
・目立たせたいセルは黄色・赤ではなく青系で冷静に
・NG:全体に背景色→“圧”が強すぎて読む気が失せる!
黄金バランス③:余白は“安心”と“論理”を運ぶ
・上下に1セル分の余白:詰まらない
・見出しや区切りに空白行:読みやすさアップ
・“間が空くことで、構造が見える”ようになる
Before & After:実例でチェック!
Before:詰め込み表(理解しづらい)
After:読みやすさ設計済みの表
手順 | 内容 | 効果 |
---|---|---|
① 見出しに背景色+太字 | 薄グレー+太字+中央揃え | 表の“タイトル性”が高まって視線誘導 |
② 行の高さを上げる | 行高「18〜20」程度に調整 | 余白の確保=読みやすさ向上 |
③ 列の幅を広げる | 単価や売上列など | 桁揃え/視認性UP/数字が整って見える |
④ 配置を整える | 数値:中央揃え/文字:左揃え | 読みやすく情報の種類を判断しやすく |
⑤ 売上欄に色を付ける | 条件付き書式で1万円以上は青など | 視線誘導と“意味のある強調”が可能に! |
まとめ
・データは並べるだけでなく、“伝える構造”に整える
・罫線・色・余白は“足し算”ではなく“引き算と目的”で選ぶ
・見せる相手と用途に合わせてバランスを調整!
今すぐ資料を見直してみましょう。
「セルの中身」だけでなく、「セルまわりの設計」に意識を向けるだけで、表現力は一段アップします。
阿久梨絵でした!