こんにちは、阿久梨絵です!
HTML で表(<table>)を作るとき、
「何となく<tr>と<td>で並べて終わり」になっていませんか?
見た目は合っていても、読みにくい/意味が分かりづらい表になっているケース、意外と多いんです。
今回は、可読性と構造美にこだわった「伝わるテーブルデザイン」のルールとコツを、HTMLコード付きで解説します!
※当記事における半角<は、全角<で記載しています。
黄金ルール①:見出しは必ず<th>で
html
<thead>
<tr>
<th>商品名</th>
<th>価格</th>
<th>在庫</th>
</tr>
</thead>
・<th>には自動的に太字&中央揃えスタイルが適用され、視認性UP
・スクリーンリーダーにも“これは見出し行”と認識され、アクセシビリティにも貢献
黄金ルール②:ヘッダーと本文は<thead> / <tbody>で明確に分ける
html
<table>
<thead>…</thead>
<tbody>…</tbody>
</table>
レスポンシブデザイン(例:スマホでヘッダー固定)にも対応しやすくなる!
黄金ルール③:見出しは“左から右”の目線に沿って並べる
🟡 よくあるNGパターン | 🟢 読みやすい例 |
---|---|
在庫・商品名・価格 | 商品名・価格・在庫 |
・知りたい順番・判断の流れに沿った構成になっていることで、読むストレスを軽減!
黄金ルール④:数値は“右揃え”、ラベルは“左揃え”
css
td.price {
text-align: right;
}
・桁がそろって比較しやすくなる
・金額や数量が多いテーブルではとくに重要なルール!
黄金ルール⑤:余白と罫線で“情報のまとまり”を演出
css
table {
border-collapse: collapse;
}
td, th {
padding: 0.75em;
border: 1px solid #ddd;
}
・罫線を控えめにすると、視線が情報に集中する
・paddingで余白をつけると、一気に読みやすく
黄金ルール⑥:強調したい列・行にはclassで装飾
html
<tr class=”highlight”>
<td>おすすめプラン</td><td>¥5,980</td><td>あり</td>
</tr>
css
.highlight {
background-color: #f0fbff;
font-weight: bold;
}
色の強調は1表に1箇所程度が鉄則!
まとめ
HTML の表は、単なるデータの羅列ではなく、
“読む順番”や“関係性”を明示するための情報設計ツールです。
見やすい表には、以下のような“気配り”が詰まっています。
・視線の流れに沿った配置
・ラベルとデータの意味づけ
・強調の節度
・コードのメンテナンス性
これらを意識するだけで、読まれる/理解される表になりますよ!
阿久梨絵でした!