こんにちは、阿久梨絵です!
部屋に置いている時計付き 温度計 。
どちらも同じメーカー製で、見た目も機能も似ている。
ただ、ひとつだけ気になることがある――表示される温度が微妙に違うのだ。
「同じ部屋に置いているのに、なぜ?」
今回はこの“ちょっとした違和感”の原因を探ってみる。
現象の概要・メーカーは同じ
・機種は異なる(型番・発売時期が違う)
・設置場所はほぼ同じ(数十cm以内)
・表示される温度が0.4〜1.5℃ほど違う
撮影時:手前:28.2℃、奥:28.6℃

考えられる原因
1. センサーの種類・精度の違い
・機種によって使われている温度センサーが異なる場合がある
・精度(±0.5℃など)や応答速度に差があると、表示にも違いが出る
・特に廉価モデルと上位モデルでは、センサーの品質に差があることも
2. 筐体の構造・通気性の違い
・センサーの位置や通気口の設計が異なると、周囲の空気を取り込む効率が変わる
・例えば、センサーが奥まった位置にあると、本来の室温より高め・低めに表示されることがある
3. 設置環境の微妙な差
・壁の近く、窓の近く、エアコンの風が当たる場所など、数十cmの違いでも温度に影響する
・特に冬場や夏場は、空気の層ができやすく、上下・左右で温度が変わることも
4. 校正(キャリブレーション)の有無
・一部の機種は出荷時に校正されているが、簡易モデルでは誤差が許容されていることも
・長期間使用すると、センサーの経年劣化で誤差が広がることもある
どうすれば正確な温度がわかる?
| 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 高精度な温度計を1台導入 | 信頼性が高い | コストがかかる |
| 複数の温度計で平均を取る | 誤差をならせる | あくまで目安 |
| 設置場所を統一・見直す | 環境差を減らせる | 完全には一致しない |
| センサー付きスマート機器を使う | データ記録・分析が可能 | 初期設定が必要 |
まとめ
同じメーカーでも、機種が違えばセンサーも違う。
そして、温度は「空気の状態」に左右されるため、ほんの少しの違いが表示に現れる。
今回のような微妙なズレは、故障ではなく「仕様の違い」や「環境の差」が原因であることが多い。
温度計 は“絶対値”ではなく“傾向”を見るツールとして使うのが、賢い付き合い方かもしれない。
阿久梨絵でした!
