こんにちは、阿久梨絵です!
夏になるとよく耳にする「暑気払い」。
冷たいビールを片手に、仲間と集まって暑さを吹き飛ばす――そんな風習は日本文化に根付いています。
でも、冬に「寒気払いしよう!」とは言いませんよね。なぜでしょう?
この問い、実は IT の世界にも通じる“熱”と“冷え”のメタファーが隠れているのです。
暑気払い=過熱したシステムのクールダウン
ITの世界では、システムが「過熱」することがあります。
・プロジェクトが炎上する
・サーバーが高負荷でダウン寸前
・チームが疲弊してコミュニケーションが崩壊
こうした“熱”は、放置するとシステム障害や人的トラブルにつながります。
だからこそ、「暑気払い」的なクールダウン=リフレッシュの場が必要なのです。
たとえば
・スプリント後のレトロスペクティブ(振り返り)
・チームビルディングイベント
・オフラインでの雑談タイム
これらは、IT版の「暑気払い」と言えるでしょう。
寒気払いがない理由=“冷え”は見えにくいから
一方で、「寒気払い」がないのはなぜか?
それは、“冷え”が静かに進行するからです。
・チームのモチベーションが低下
・コミュニケーションが希薄
・イノベーションが止まる
こうした“冷え”は、炎上のように目立たない。
だからこそ、対策が後手に回りがちです。
寒気払いがないのは、文化的にも「寒さは耐えるもの」という考え方が根強いから。
でも、ITの世界では冷えこそが長期的なリスクになることもあるのです。
ITチームに必要なのは「寒気払い」的ケア
では、どうすれば“冷え”に気づき、ケアできるのでしょうか?
・定期的な1on1でメンバーの気持ちを確認
・アイデア出しの場を設けて創造性を刺激
・成果だけでなくプロセスを称える文化づくり
こうした取り組みは、IT版「寒気払い」として機能します。
静かに進行する“冷え”を防ぐには、意識的な温めが必要なのです。
まとめ
「暑気払い」は、目に見える“熱”に対する文化的なリアクション。
「寒気払い」がないのは、“冷え”が見えにくく、耐えるものとされてきたから。
でも、 IT の世界ではどちらも放置できません。
熱を冷まし、冷えを温める――そんなバランス感覚が、健全なチームとシステムを育てるのです。
追伸:あなたのチーム、冷えてませんか?
もし最近、会話が減った・アイデアが出ない・笑顔が少ないと感じたら、
それは“寒気”のサインかもしれません。
今こそ、IT版「寒気払い」を始めてみませんか?
阿久梨絵でした!