こんにちは、阿久梨絵です!
メール添付・USB保存・クラウド共有──どんな運用でも、ファイルにパスワードをかけることは情報漏洩防止の第一歩。
とくに EXCEL ファイルは「数字・顧客・人事」など、機密性の高いデータを扱う場面が多いですよね。
今回は、 EXCEL にパスワードをかける方法と、運用時の注意点やありがちな落とし穴を紹介します!
パスワードを設定する手順(EXCEL 365 / 2019 以降)
ファイル全体にパスワードをかける方法
1. ファイルを開いた状態で
2. ファイル → 情報 → ブックの保護 → パスワードを使用して暗号化
3. 任意のパスワードを入力 → OK
※パスワードを忘れると開けなくなりますので、管理には要注意!
シート単位で保護する方法もある
・セル範囲の編集制限
・数式の非表示化
・シートごとに別パスワード設定も可能(ただしセキュリティ強度は低め)
パスワード管理の注意点
注意点 | 解説 |
---|---|
パスワードの紛失=ファイルアクセス不可 | 復旧できません。保存方法のルールを社内で定めましょう |
同じパスワードの使い回しはNG | 複数ファイルの同時漏洩リスクにつながります |
共有相手にパスワードを伝える手段にも注意 | メール本文で送るのは危険。別チャネル(電話や社内SNS)推奨 |
EXCELの保護機能だけでは不十分な場合も | 本格的な暗号化やZIP圧縮+暗号化も併用を検討 |
よくある疑問に答えます
・Q:パスワード付きEXCEL、社外に送っても大丈夫?
→ A:送付自体は可能ですが、「共通鍵の伝達方法」に注意。二重送信(パスワードと本文)がないよう管理を。
・Q:パスワード付きでもPDF化したらどうなる?
→ A:PDF化する時点でEXCELの保護は解除されます。PDFにも暗号化が必要です。
まとめ
・パスワード設定は「今すぐできるセキュリティ強化」
・でも、万能ではない=過信禁物
・ファイル運用・社内ルール・情報共有方法まで含めた設計が必要です
情報漏洩は“誰かの操作ミス”で簡単に起きてしまいます。
EXCEL パスワード保護をきっかけに、改めて自社の情報管理を見直してみませんか?
阿久梨絵でした!