こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL でデータを扱う際、見た目の整え方ひとつで可読性や印象が大きく変わります。特に「日付」や「数値」の表示形式を柔軟に変えたいときに活躍するのが TEXT 関数です。この記事では、基本的な使い方から実用的なフォーマット例までを紹介します。
TEXT関数とは?
TEXT 関数は、数値や日付などの値を、指定した表示形式(フォーマット)に変換して文字列として返す関数です。
TEXT(値, 表示形式)
・値:整形したい数値や日付
・表示形式:ダブルクォーテーションで囲んだ書式コード(例: “yyyy/mm/dd”)
日付の整形例
日付データを見やすく表示するためのフォーマット例です。
フォーマット | 結果(例:2025年7月31日) |
---|---|
“yyyy/mm/dd” | 2025/07/31 |
“yyyy年m月d日” | 2025年7月31日 |
“mm/dd” | 07/31 |
“ddd” | 木(曜日) |
“mmmm” | 7月(月名) |
使用例
=TEXT(A1, “yyyy/mm/dd”)
数値の整形例
桁区切りや通貨記号などを加えて、数値を視覚的にわかりやすくできます。
フォーマット | 結果(例:1234567.89) |
---|---|
“#,##0” | 1,234,568(四捨五入) |
“#,##0.00” | 1,234,567.89 |
“¥#,##0” | ¥1,234,568 |
“0%” | 123457%(1.234567 × 100) |
“0.00%” | 123456.79% |
使用例
=TEXT(A1, “#,##0.00”)
よくある活用シーン
・請求書や見積書の金額表示:通貨記号付きで整形
・日付の統一表示:yyyy-mm-dd 形式で並べる
・グラフやラベルの見栄え改善:パーセンテージや桁区切りで視認性アップ
・関数連携:& で文字列と結合して説明文を作成
=”売上は ” & TEXT(A1, “¥#,##0”) & ” です”
注意点
・TEXT 関数の結果は 文字列 になるため、数値としての計算には使えません。
・表示形式は ダブルクォーテーションで囲む 必要があります。
まとめ
TEXT 関数は、 EXCEL でのデータ整形に欠かせない便利ツールです。見た目を整えるだけでなく、他の関数と組み合わせることで、より柔軟なデータ表現が可能になります。ぜひ日々の業務や資料作成に活用してみてください!
阿久梨絵でした!