「その言葉、届いてますか?」──心に響く スピーチ は“結論から始める”

こんにちは、阿久梨絵です!
どんなに熱意があっても、どんなに正しいことを言っていても、
聞き手の心に届かなければ、 スピーチ はただの独り言です。

では、どうすれば言葉は“響く”のか?
その鍵は、構成の順番にあります。

この記事では、聞き手の感情を動かし、共感を生むためのスピーチ構成──
「結起承」型の技術をわかりやすく解説します。

結起承とは?

従来の「起承転結」では、話の結論が最後に来るため、聞き手の集中が続かないことがあります。
一方「結起承」は、最初にメッセージを提示し、感情をつかんでから背景やストーリーを展開する構成です。

心に響くスピーチの5ステップ(結起承型)

① 結:最初にメッセージを提示する

スピーチの冒頭は“感情のフック”を仕込む場所

・「私はこう思う」「これが伝えたいことです」と冒頭で明言
・聞き手が「この話を聞く意味」をすぐに理解できる
感情を動かす言葉で、共感や興味を引き出す

② 起:背景や問題提起を語る

弱さや葛藤を見せることで、距離が縮まる。

・なぜそのメッセージに至ったのか、状況や課題を説明
・聞き手が「自分にも関係ある」と感じられるように構成
自己開示や悩みの共有が効果的

③ 承:ストーリーや具体例で深掘りする

ストーリーは“感情の流れ”をつくる装置

実体験やエピソードを交えて、メッセージを補強
感情の起伏をつくり、聞き手の記憶に残る構成
信念や価値観を言語化し、聞き手の人生に接続する

④ メッセージ:聞き手への言葉を込める

スピーチは“語る”だけでなく、“届ける”ことが目的

・「あなたに伝えたいことはこれです」と明確に届ける
聞き手の悩みや不安に寄り添い、希望や勇気を与える
・自分語りで終わらず、聞き手の行動につながる言葉にする

⑤ 余韻:感情を残す締めくくり

終わりは“記憶に残る始まり”でもある。

最後の一言は、感情の余白をつくる
・笑い・静けさ・問いかけなど、聞き手の心に残る言葉を選ぶ
・聞き手が「誰かに話したくなる」ような余韻を意識する

まとめ

心に響く スピーチ は、構成と感情の設計によって
ただの言葉が“人生のヒント”に変わる瞬間をつくります。

結起承型スピーチの流れ

1. :最初にメッセージを提示
2. :背景や問題提起
3. :ストーリーと価値観の深掘り
4. メッセージ:聞き手への言葉
5. 余韻:感情を残す締めくくり

あなたの言葉が、誰かの背中をそっと押す力になるかもしれません。
そしてそれは、構成から始まります
阿久梨絵でした!

Verified by MonsterInsights