物語の“常識”は ブログ の“非常識”?構成で決まる読了率の話

こんにちは、阿久梨絵です。
ブログ を書いていて、こんな悩みにぶつかりませんか?

書き出しに何を置けば、読んでもらえるんだろう…
起承転結って、ネット時代でも有効なの?

実は、昔ながらの「起承転結」では
読者の指先に“戻るボタン”を押される確率が高くなる時代です。

今回は、 ブログ における「起承結 vs. 結起承」問題を、情報設計と心理導線の観点から解きほぐし、記事構成のベストな使い分け方まで解説します。

なぜ「起承結」はブログでは読まれないのか?

まず背景を丁寧に書いて…」と思って書き始めても、離脱されてしまうのはなぜか?

読者は“悩みの答え”を今すぐ知りたい
通勤中、待ち時間、寝る前のベッド
スマホ画面でサクッと読みたい
「自分に関係あるか?」が冒頭で判断されている

つまり、“起”が長いと離脱されるリスクが爆増します。

「結起承」こそ、読まれる構成

現代のブログやWeb記事は、多くがこの流れ

【結】最初に結論や要点

これから話すこと・得られることを提示

【起】背景や前提を軽く説明

→ 「なぜこの話をするのか」読者の共感を得る

【承】深掘り・実例・ステップで補足

読者が自分事として読み進めやすくなる
いわば「PRE構成(Point→Reason→Example)」に近い

どちらを使う?構成パターンの選び方

状況おすすめ構成理由
情報系・HowTo記事結起承読者は「今すぐ知りたい」モードで来る
ストーリー・共感型起承結(または承転結)文脈や感情の積み上げが必要な場合
導線強化・SEO記事結→起→箇条書きスニペットや冒頭要約で離脱防止

起承結 vs. 結起承

起承結で書いた導入例

「昔から物語は起承転結で語られることが多いです。まず物語が始まり、次に状況が展開し……」(→ ちょっと回りくどい

結起承で書いた導入例

読まれるブログは“冒頭に結論”が鉄則。従来の起承結では離脱率が高まります。なぜなら……」(→ 一読で“読む価値”が伝わる)

まとめ

文章の型は正解ではなく“戦略”です。
特にスクロール文化×離脱との戦いが前提のWebメディアでは、

最初に読者の関心を引く
結論から伝え、背景に導く
必要ならストーリー的な展開に回収する

という「結起承」の型が、多くの読者に刺さるのです。

それでも物語性が必要な場面では、じっくり「起承結」ももちろんアリ
文章は構造から設計すると、伝わり方が変わります。
阿久梨絵でした!

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