こんにちは、阿久梨絵です!
ある日、いつものように情報収集をしていたとき、奇妙な 広告 に遭遇しました。画面の中央に大きく表示され、閉じるボタンが見当たらない。しかも、意図しないボタンを押さないと先に進めない仕様。結局、ブラウザを終了してやり過ごしましたが、ふと疑問が浮かびました。
これって、意図的にUIが仕組まれているのでは?
ダークパターンとは?
ダークパターン(Dark Pattern)とは、ユーザーが本来望まない行動を取るように誘導するUI/UXデザインのこと。たとえば
・「閉じる」ボタンが極端に小さい、または存在しない
・「同意する」ボタンだけが強調されている
・「キャンセル」や「拒否」が曖昧な表現になっている
・広告なのにコンテンツと見分けがつかないデザイン
こうした設計は、ユーザーの混乱や誤操作を狙っており、倫理的にも問題視されています。
なぜこうしたUIが使われるのか?
企業や広告主が「クリック率」や「コンバージョン」を重視するあまり、ユーザー体験を犠牲にしてでも成果を出そうとするケースがあります。特に、広告収益が主な収入源となっているサイトでは、こうした手法が使われがちです。
しかし、短期的な成果は得られても、ユーザーの信頼は確実に失われます。
ユーザーとしてできること
意図しないクリックを避けるために、以下のような対策が考えられます。
1. 公式サイトや信頼できるメディアを利用する
→ 情報の正確性とUIの誠実さが保たれていることが多いです。
2. 怪しいUIには即ブラウザ終了も選択肢
→ 無理に進まず、いったん離れる判断も大切です。
3. 体験を共有する
→ SNSやブログで注意喚起することで、他のユーザーを守ることができます。
4. 広告ブロッカーの導入を検討する
→ 一部の広告を非表示にすることで、誤操作を減らすことができます。
→ 利用環境や目的に応じて、導入を検討してみてもよいかもしれません。
まとめ
UIはユーザーとの「対話」です。誠実な設計は信頼を生み、長期的な関係を築きます。逆に、ユーザーを欺くような仕組みは、ブランドの価値を損なうだけ。
もしあなたも似たような体験をしたなら、それは偶然ではないかもしれません。声を上げることで、より良いWeb体験を広げていきましょう。
阿久梨絵でした!