「’」( シングルクォート )と「`」(バッククォート)の違い、説明できますか?

こんにちは、阿久梨絵です!
プログラミングやMarkdownを書いていると、
「この記号、どっちが正しいの?」と迷うことありませんか?

見た目がそっくりな 「’」( シングルクォート ) と 「`」(バッククォート)
でも実は、意味も使い方もまったく違う記号なんです。

それぞれの記号の正体

記号名前主な用途
シングルクォート(シングル引用符)文字列を囲む(例:’text’)
`バッククォート(グレイヴ・アクセント)コマンド実行やコード表記など

用途の違いを具体例で

シングルクォート `’`

文字列を囲むときに使います

例:`’Hello World’`(PythonやSQLなど)

Markdownでは使わない(コード表記には不向き)

バッククォート “ ` “

Markdownでコードを囲む

例: “ `コード` “ → `コード`

シェル(Linuxなど)でコマンドを実行

例: “ `date` “ → 現在の日付を表示

JavaScriptではテンプレート文字列

例: “ `Hello, ${name}` “

入力方法(日本語キーボード)

記号入力方法キーの場所
Shift + 7数字の「7」のキー
`Shift + @「P」の右隣のキー(@と~があるキー)

※英語キーボードでは位置が異なるので注意!

見分けるコツ

傾きに注目!

・``:まっすぐ or やや右上がり
・“ ` “:左上から右下に傾いている

用途で判断!

文字列 → ``
コードやコマンド → “ `

まとめ

見た目は似ていても、「’」( シングルクォート )と「`」(バッククォート)はまったく別の記号です。 
用途を間違えると、エラーの原因になったり、Markdownが正しく表示されなかったりします

迷ったときは、

これは文字列?それともコード?

と自分に問いかけてみましょう。
阿久梨絵でした!

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