こんにちは、阿久梨絵です!
PowerToys を使っていて、
・「特定の機能だけ反応しない」
・「アップデート後に挙動が不安定」
・「起動しない or 落ちる」
…そんなとき、原因を特定できずに困った経験はありませんか?
実はPowerToysには、自動で動作ログを記録し、トラブル時の原因特定を支援する仕組みが備わっています。
これは開発者向けだけでなく、一般ユーザーでも活用できる“自己診断ツール”なんです。
ログ出力とは?──PowerToysの“行動履歴”を記録する仕組み
PowerToysは内部で、各機能の動作・エラー・イベントなどをログファイルとして記録しています。
これにより、以下のような情報が取得可能です。
ログ内容 | 例 |
---|---|
起動・終了のタイミング | PowerToysがいつ起動/終了したか |
機能ごとのエラー | 例:FancyZonesのレイアウト読み込み失敗 |
システムとの連携状況 | OSバージョン、権限、依存関係など |
これらのログは、PowerToysのGitHub Issue投稿時にも推奨されている情報源です。
ログの取得方法(Windows 10 / 11 共通)
方法①:PowerToysのログフォルダを直接開く
1. エクスプローラーで以下のパスを開く
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\PowerToys\Logs
2. .txt や .log ファイルが日付ごとに保存されています
3. 不具合が起きた日時のログを確認 or 添付してサポートに提出
方法②:信頼性モニターで確認(補助的)
・Windowsの「信頼性モニター」を開く
・PowerToysに関連する「アプリケーションエラー」などを確認
・イベント名「APPCRASH」などが出ていれば、ログと照合可能
活用TIPS:「再現できない不具合」こそログが効く!
・起動時に落ちる/一部機能だけ動かない → ログで原因のヒントが見つかる
・GitHubでIssueを投稿する際 → ログを添付すれば開発チームの対応が早くなる
・複数PCでの動作差異 → ログを比較すれば環境依存の問題も見えてくる
まとめ
PowerToys は多機能ゆえに、環境や設定によって思わぬ不具合が起きることもあります。
でも、そんなときに「何が起きたか」を記録してくれているログ機能があることで、
・自分で原因を探れる
・サポートや開発者に正確に伝えられる
・再発防止にもつながる
という、“安心して使い続けられる仕組み”が整っています。
FancyZonesやRunのような派手さはないけれど、
ログ出力は「PowerToysを安心して使い倒すための保険」なのです。
阿久梨絵でした!