こんにちは、阿久梨絵です!
インターネットの通信には「 ポート番号 」という仕組みがありますが、具体的に何をしているのかイメージしにくいと感じる人も多いでしょう。
ポート番号は、コンピュータがどのサービスと通信するかを識別するための番号です。
本記事では、 ポート番号 の役割を身近な例を使ってわかりやすく解説します!
1. ポート番号の基本概念
ポート番号とは?
ポート番号は、コンピュータがどのサービスと通信するかを識別するための番号です。
例えば、同じ建物(IPアドレス)に複数の部屋(サービス)があると考えると、ポート番号は「部屋番号」のような役割を果たします。
ポート番号のイメージ
・マンションの部屋番号 → 住所(IPアドレス)+部屋番号(ポート番号)で特定の住人に荷物を届ける
・レストランの注文カウンター → 注文用・受け取り用など、異なる窓口がある
このように、ポート番号は「どのサービスがどの通信を受け取るかを識別するための番号」です。
2. よく使われるポート番号
ポート番号 | プロトコル | 用途 |
---|---|---|
80 | HTTP | Webページの閲覧 |
443 | HTTPS | 安全なWeb通信 |
21 | FTP | ファイル転送 |
25 | SMTP | メール送信 |
110 | POP3 | メール受信 |
22 | SSH | サーバー接続 |
53 | DNS | ドメイン名解決 |
例えば、Webサイトを閲覧するときはポート80(HTTP)やポート443(HTTPS)が使われます。
メールを送信するときはポート25(SMTP)、サーバーにリモート接続するときはポート22(SSH)が利用されます。
3. ポート番号の分類
ポート番号は0~65535の範囲で定められ、以下のように分類されます。
ウェルノウンポート(0~1023)
・一般的なサービス用のポート(例:HTTP, HTTPS, FTP)
登録済みポート(1024~49151)
・特定のアプリケーションで使用(例:ゲームや専用ソフト)
ダイナミックポート(49152~65535)
・一時的な通信(例:PCからサーバーに接続するときのランダムなポート)
4. ポート番号の仕組みを理解すると何ができる?
・ネットワークのトラブルシューティングがしやすくなる
・ファイアウォール設定で特定の通信を許可・制限できる
・サーバー管理やWeb開発の理解が深まる
ポート番号の仕組みを理解すると、ネットワークやサーバーの動きがより分かりやすくなるので、IT関連の仕事をする人には必須の知識です!
まとめ
ポート番号 は、コンピュータがどのサービスと通信するかを識別するための番号です。
マンションの部屋番号やレストランの注文カウンターのように、適切な窓口を通して通信が行われます。
よく使われるポート番号を理解すると、ネットワークの仕組みがより明確になり、トラブルシューティングにも役立ちます。
阿久梨絵でした!