こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL のGETPIVOTDATA関数は、ピボットテーブル内の特定のデータを取得するための関数です。ピボットテーブルを活用してデータを集計した後、特定の値を簡単に抽出できるため、レポート作成やデータ分析に役立ちます。本記事では、GETPIVOTDATA関数の基本的な使い方、活用例、そしてよくあるエラーの原因とその対策について解説します。
1. GETPIVOTDATA関数とは?
GETPIVOTDATA関数は、ピボットテーブル内の特定のデータを取得するための関数です。通常、ピボットテーブルのセルを直接参照すると、データの並びが変わった際に正しく取得できなくなることがあります。しかし、GETPIVOTDATA関数を使えば、ピボットテーブルの構造が変わっても正しいデータを取得できます。
基本構文
=GETPIVOTDATA(“データフィールド”, ピボットテーブルのセル, “フィールド1”, “アイテム1”, “フィールド2”, “アイテム2”, …)
・データフィールド:取得したいデータのフィールド名(例:”売上”)
・ピボットテーブルのセル:ピボットテーブル内の任意のセル(通常はピボットテーブルの左上のセルを指定)
・フィールドとアイテム:データを取得するための条件(例:”地域”, “東京”)
2. どんな時に使用する?
GETPIVOTDATA関数は、以下のような場面で活用できます。
ピボットテーブルのデータを正確に取得
ピボットテーブルのセルを直接参照すると、データの並びが変わった際に正しく取得できなくなることがあります。しかし、GETPIVOTDATA関数を使えば、ピボットテーブルの構造が変わっても正しいデータを取得できます。
=GETPIVOTDATA(“売上”, A3, “地域”, “東京”)
この数式では、ピボットテーブル内の「地域」が「東京」の「売上」データを取得します。
複数条件でデータを取得
GETPIVOTDATA関数は、複数の条件を指定してデータを取得することができます。
=GETPIVOTDATA(“売上”, A3, “地域”, “東京”, “商品”, “ノートPC”)
この数式では、「地域」が「東京」で「商品」が「ノートPC」の売上データを取得します。
ピボットテーブルのデータを他の関数と組み合わせる
GETPIVOTDATA関数は、SUM関数やIF関数と組み合わせて使用することも可能です。
=IF(GETPIVOTDATA(“売上”, A3, “地域”, “東京”) > 100000, “好調”, “要改善”)
この数式では、「東京」の売上が10万円以上なら「好調」、それ以下なら「要改善」と表示します。
3. よくあるエラーの原因と対策
GETPIVOTDATA関数は便利ですが、設定ミスによるエラーが発生しやすいです。以下のようなエラーがよく見られます。
#REF! エラー
原因
・指定したフィールド名がピボットテーブルに存在しない
・ピボットテーブルのセル範囲が変更されている
対策
・フィールド名が正しく入力されているか確認する
・ピボットテーブルのセル範囲を適切に指定する
#VALUE! エラー
原因
・GETPIVOTDATA関数の引数が適切な形式になっていない
・参照するピボットテーブルのセルが正しく指定されていない
対策
・引数の形式を確認し、適切な値を入力する
・ピボットテーブルのセルを正しく指定する
データが取得できない
原因
・指定した条件に一致するデータがピボットテーブル内に存在しない
・ピボットテーブルのフィルター設定によってデータが非表示になっている
対策
・ピボットテーブルのフィルター設定を確認し、必要に応じて解除する
・条件を変更してデータが取得できるか試す
まとめ
GETPIVOTDATA関数は、ピボットテーブルのデータを正確に取得できる強力なツールです。特に、ピボットテーブルの構造が変わっても正しくデータを取得できる点が大きなメリットです。この記事を参考に、GETPIVOTDATA関数を活用して EXCEL のデータ分析を効率化してみてください!
阿久梨絵でした!